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#Slackの冒険のご報告

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、昨夜は Slack の冒険にご参加下さりありがとうございました。
ここで得られた知見の一つとして、実は僕もそうだったんですが、 Slack の場合はアカウントの扱いが Facebook や Twitter などと違っているのでそこが混乱を招きやすいということが分かりました。

前にも書きましたが、 Slack は一つのアカウントで、複数のワークスペースに参加することができます。例えば僕は今のところ職場の連絡のためのワークスペースにも入っていますし、「日本語教育とソーシャルメディア」というオンラインコースのスラッグにも入っていますと言うか自分自身が作っていますし、「行動中心アプローチ」のオンラインコースをしていた時にもそれ専用のワークスペースを作りましたし、その他いろいろのワークスペースに参加していますが、それらはすべて僕の Gmail でログインしています。ですのでアカウントとしては一つのアカウントです。 Slack はスマホやタブレットではアプリとして使うこともできますが、その場合は一つのアプリの中にたくさんのワークスペースが入っていることになります。

しかし、他の Web サービスと違うのは、メールアドレスはひとつでも、それぞれのワークスペースの中で使う名前は別々にすることができますし、パスワードはそれぞれのワークスペースごとに変えることができるということです。 例えば僕は仕事用の連絡のためのワークスペースではフルネームを使っていますが、遊び関係のワークスペースでは「冒険家むらかみ」などと名乗っています。

それで「一つのアカウントで複数のワークスペースに参加したかったのに、間違って二つのアカウントを作ってしまった」と思われる方も多いのですが、メールアドレスが同じだったらそれは一つの Slack のアカウントです。ただしワークスペースごとにメンバーアカウントというものを作らなければいけないので、それで間違ってしまったと誤解される方が多いのですね。

さて、以下は備忘録として書いておくのですが、今回は特に Google フォームなどで申し込みの手続きを取らずに、ズームの ID をツイッターに公開して、誰でも参加できる形にしました。ただし100人以上の人が参加しようとすると混乱が予想されるので、 Twitter 上で参加する人はアンケートで「参加する」を押すようにお願いしました。

このアンケートで「参加する」と表明した人と、ダイレクトメッセージで僕に連絡してくれた人を含めると、事前に参加表明した人は50名ぐらいでした。実際にズームに参加したのはそのうちの20名ほどです。Twitter のアンケートは無記名ですし、気軽に参加表明することができるのでこのような結果になるのでしょう。ということは、実際には Twitter のアンケートで200名が「参加する」と表明したとしても、 Zoom に上限を超える人は参加しようとして混乱が発生する可能性はあまりないと考えてもいいのかもしれません。

それから ZOOM のセッションの間、質問されない限り僕が何もしないことに驚かれた人がいたかもしれません。こうした方法は職場で公式に行っている「はじめての Web サイト作成」というオンラインコースで始めたものなので僕にとってはもうすっかり慣れた風景なのですが、要するに参加者の皆さんは Zoom セッションに参加して、黙々と作業するだけなんですよね。そして Slack のワークスペースを開設することができたら、それをズームのチャットボックスで共有して、お互いに訪問しあってみるわけです。 それぞれのワークスペースやチャットボックスでは盛り上がっていましたが、音声だけ聞いていると、ほとんどの時間が無言で、ごくたまに質問をする人がいて僕がそれに対して答えるだけでした。質問自体も全部で5回ぐらいしかなかったんじゃないかと思います。

しかし、SlackやZoomのように相手がいないと意味がないツールを使う時は、 これで十分なのではないかと思います。つまり言い出しっぺが人を集めて、参加者同士がお互いにコミュニケーションすれば、言いだしっぺは困っている人をサポートするぐらいで他には何もする必要がないのです。

そして実はこれって、今のように情報が溢れている時代には教師の役割としてもとても重要なのではないかと思います。 具体的なアカウント開設方法などの知識は、僕が教えなくてもすでに YouTube ビデオなどがたくさんありますからそれを紹介するだけで済みますし、それで足りないと思う人は自分で検索もできるでしょう。つまり教師がわざわざ自分で教える必要はないのです。

SlackやZoomはコミュニケーションのツールですが、でも実は言語も同じなんですよね。言語の場合は対象が人間ではなくて本や動画などのコンテンツの場合もありますが、会話の場合はやはりSlackやZoomと同じように相手が必要で、そうしたコミュニケーションの環境を設定するのは、まだ教師の役割として必要かもしれません。実はこれも僕が冒険家メソッドとしていつも言ってるようにソーシャルメディアを使えば十分に可能な時代なのですが、そうした環境を整えることが自分でできない人達もまだ一定の割合で存在します。その人たちへのサポートは教師の役割として今も重要なのではないかと思います。

さて、最後になりますが、今回と同じような方式で、ズームのアカウントを開設するワークショップも来週の同じ時間に行ってみたいと思います。これについてはまた改めてブログの記事を書きたいと思いますので、お楽しみに!

そして冒険は続く。

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【参考資料】
むらログ: Slack開設ワークショップ 2/19 21:00 【学級閉鎖対策】
http://mongolia.seesaa.net/article/473610505.html

むらログ: 学級閉鎖対策としての初心者のためのZoom入門
http://mongolia.seesaa.net/article/473333238.html

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