人生棚卸 言いたいことはありません

メキシコに住んでいながらコロナの状況がはっきり分かっていない。一応在留届を出しているので大使館から定期的にメールが来る。しかしそれにはざっくりとした情報が書いてあるだけなので、特に自分が住んでいる街のピンポイントの情報がよく分からない。今のところ僕が住んでいる地域の死者数は40人となっている。メキシコ全土では2700人を超えているらしい。こんな事は当たり前だけど誰も経験していない。日本人だってそうだしメキシコ人もそうだ。僕が狭い範囲で感じた日本人とメキシコ人の違いは、日本人は積極的に情報を収集して対策を練る人が多かった。周りにいる日本人もマスクを用意するのが早かった。また自分でビニールを使ってフェイスガードを作る人もいた。対してメキシコ人は楽観的に写った。今でこそマスクの装着率は上がったけど、それはスーパーなどがマスクをしていなかったら入店できないことが理由で、それがなかったら今だにマスクをしていない人が多かったかもしれない。

テレビを見ているとほぼ毎日メキシコ政府の会見の様子が放送されている。スペイン語が分からないので全く何を言っているのか理解できないけどコロナの事について伝えているのは分かる。州によってはマスクをせずに出歩いたら罰金を課されるらしい。また安全対策を講じないまま工場の生産を開始しても罰金の対象となるみたいだ。

周辺のメキシコ人も少しずつコロナ対策を本格化していたけど、それも長く続かなかった印象だ。街を車で流してみてもスーパーやコストコみたいな店舗の周辺はほぼマスクの装着率は100%だけど、それ以外はほとんどしていない。しかもそこら辺で3密状態だ。僕もメキシコに来て麻痺しているのかもしれないけどそんな光景が普通に感じている。メキシコ人は熱しやすく冷めやすいのかな。

コロナよりカルテルの方が恐ろしいと感じる今日この頃です。

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