喫茶 藏
2024/08/18
本日、茨城県土浦市に位置する喫茶店にやってきた。今日は日曜日。お昼時は混んでいるだろうと思いながら、12時ごろ、車を走らせた。江戸の街並みと細い道路に入っていき、細い路地をまっすぐ進むとそれはある。
"喫茶 藏"
日曜日のお昼時、満席と書かれた看板に焦りを感じながらも、名前を書いて外のベンチで待った。ジブリの世界を感じさせるレンガの壁に、アンティークなグリーンの扉がお出迎え。江戸時代後期から残るその街並みに馴染んでいて、隠れ家的喫茶店だ。待ち時間は5分くらい。すぐに呼ばれて店内へ入った。
お一人は私だけだった。全部で6席。
「空いてる席へどうぞ」とウエイトレスの人が言う。
空いているのは角のテーブル席だけだった。
アイスコーヒーフロート
ツェッペリンカレー
をチョイス
子ども連れの家族、カップル、老夫婦と、どの世代の人でも気軽に入れる喫茶店だと、店内を見渡して思った。
ちょうど良い狭さで居心地が良い。レンガで敷き詰められた壁と、高い天井、明るいオレンジ色の照明でやさしく私を包んでくれている。
とても安心した。
ウエイトレスの人が、お水を汲みにきてくれる。
「ゆっくりして行って」と言われているようで、早く帰ろうと焦ることもない。ランチして、その後にコーヒーを飲みながら読書を楽しむのに最適な喫茶店なのではないか。
優しく喉を刺激するスパイシーなカレーと、バニラアイスが溶けて甘くなったコーヒー。私にとってはカレーとコーヒーフロートの組み合わせは異例ではあったが、ここでは許された。
大人の組み合わせ。休日を満喫する大人の味。
コーヒーフロートを飲み干し、さて帰ろうと思ったとき、ウエイトレスの人が「お水お注ぎしますね」とコップに水を注いでくれた。
その時、ふと祖母の言葉を思い出した。
「お客様がお茶を飲み干す前に新しいお茶を注ぐんだよ。それが大切なの」と教えてくれたことがある。
その空間で起こる一つ一つの出来事が温かく感じた。
”じゃあ、あともう少し・・・”
たかやなの休日喫茶店巡りはつづく。
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