RとTHができない理由

日本人は、RとTHが難しいと言い続けておそらく50年以上を費やしています。でもワークショップに参加した人はみんな一回でできています。全員もれなく一回でできています。それなのに、国民的には50年以上も進歩がないのはなぜか。教え方が間違っているからです。

前にも一度書きましたが、Rは舌先を巻きません。Rの音は舌の奥で作りますから、舌の奥に力を入れて左右から巻き上げ、喉の奥から声を出します。舌先に力を入れて巻くとLに聞こえてしまいます

THは舌先を歯で挟んでもできません。下顎全体を前に出し気味にして、顎と舌全体を一緒に前に出せば、舌先は自然に歯より前に出ます。そして、口を開く時には顎と舌を一緒に下げます。絶対に引っ込めてはいけません。

RとTHの発音に必要な動きはこれだけです。これで誰にでも一回でできます。発音の課題は他にもっとたくさんありますから、こんなことにいつまでも悩むのはやめましょう。

RとTHの質問があまりにも多いので、2月と3月のワークショップでは、聞き取りの講座でもRとTHのやり方をお伝えすることにしました。この二つの音はさっさと片づけて次の段階に進みましょう。実はもっと難しい音がたくさんあるのです。

NY、大阪、東京ワークショップ
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