植物性蛋白質の調理法

アメリカでは植物性食品への関心が急激に高まっており、南部や中西部の田舎に行っても、大きなスーパーマーケットには植物性のハムやソーセージやバーガーが並んでいます(もちろん豆腐と醤油も何種類も並んでいるのが普通です)。

以前と比べて味はとても良くなりましたが、植物蛋白はもともとの原料が違うので、肉と同じ方法で調理すると味が抜けてしまいます。植物素材は味が薄いので、玉ねぎ、マッシュルーム、香辛料などを使って肉に似た風味をつけてあります。

植物性のハムやソーセージはそのままでも食べられます。火を通す場合はさっと焼くのが一番です。

オーブンで他のものと一緒に焼く場合は、他の素材にしっかり味付けをしておくことが重要です。植物性素材はもともとの味が薄いので、肉のように他の素材に旨味をつけることはできません。逆に野菜や炭水化物に味を吸い取られてしまいます。

煮たり茹でたりするのはダメです。煮物や汁物に入れる場合は、先に野菜スープのような状態まで味をつけて煮汁を仕上げ、その後で最後に蛋白質を足し、できあがったらすぐに食べます。一緒に煮ると味が抜けてしまいます。

長く煮込んでも大丈夫なのは湯葉や麩や凍り豆腐ですが、いずれも味が薄いので、煮汁の味を濃くしっかりつけることが重要です。


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