陣痛物語パート2

朝食後、痛みが増してくる。診察までたくさん動いてね!!と言われたのでふらふら踊りながら歩き回る。痛みが飛ぶのは、ドリフのひげダンスとシーーーッの呼吸法のセットと発見。ほくそ笑む

9時。先生の診察。会うなり、すごいねほんとに来たね!!とにっこり(今週陣痛来なかったら促進剤で計画分娩に切り替えると言われてたから)

診察の結果はまだまだ。動いて飛ばせるような陣痛じゃ弱すぎる。何やっても飛ばないくらいの来るように、とにかく動いて。歩いてスクワット。いつも鬼って言われるんだけど、と笑顔…

赤ちゃん小さめだし、時間かけて負担にならないようダメなら今日促進剤。オケオケ、すんげー動きますから任して

頑張ることが身に染み付いてる40代。ガンガン歩いてスクワット。踊りまくって呼吸法して、あれなんかお腹ゆるい。トイレへ籠城。いっぱい出るなあ。そうかこうやって身体がお産に備えてるんだな。浣腸いらないじゃん(ここはしない)

しかし、なんか痛い。トイレから出られない。立ち上がって拭くこともできない。やだ、私ここで産むのか?

(陣痛には波がある。波が引いた時になんとかすればいいが、波が引いた時に排便があるもんだから動けない。それを繰り返すうちにもうどうにもならなくなる)

トイレで氣を失いかけるが、波が引いた一瞬を見逃さずトイレから脱出。個室に戻るがあまりの痛さに床に突っ伏してしまう

ガラガラ。○○さーん、どんな感じー?        

やだどうしたの!? あっ痛いのか!!(そ、そうなんです。あたりです。やっと来てくれた。ぱたっ)

すごい展開早いわ!ともう1人呼ばれ、ばたばたと準備始まる。ぐったりしたまま車イスで分娩室へ

時計を見たら10時。中の人に生まれる時間聞いたら11時11分くらい?とのことだったから、あと1時間後には会えるなんてなんか信じらんないなぁ。とその後に待ち受ける地獄も知らず、なんとかなりそうだとああ勘違いの初産婦

戻れるなら(戻りたくないけど)この時に戻りたい(でもやだけど)

つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?