陣痛物語パート4
もう産む、産んでやるー!!と決心し、勝手にいきみはじめてしばらくすると、子宮口◯センチまできました(さすがに覚えてない)もう先生呼んで!!と飛ぶ声
ふん。先生が来る前に産んでやるもんね!!と思った瞬間、◯◯さん!!これから分娩室に移動するから頑張って!!の声
・・・・・・
いまなんてった?
え?嘘だよね。ここで産むんじゃないの?また移動?もう動けないけど。あなた鬼ですか?運んで下さる?え?車いすに乗れと?またですか
はいーーーー!!行ってやろうじゃないのどこまでも!!の怒りのエネルギーで台から車いすに転げ落ち、◯◯さんそう、素晴らしいです行きますよー!!とまたお褒めの言葉。もう、どうとでもしてくれよ、のわたし
きっとすごい形相で分娩台に這い上がったに違いない。氣がつくと台上で、はあーはぁーはぁーと息も絶え絶えになっていた
そうだ。先生来る前に産んでやるんだった!!
とあほはまた1人でこっそり出産を試みるのである
(子宮口が10センチになって、産道がしっかり開くまで、どんなにいきんだって無駄なんだよね)
陣痛を流すしーーーっの呼吸法も、息を吐き出すんじゃなく、はっきりしーーーっと口から泡出して叫んでた。すぐにばれて、吐き出すんですよ!って言われたけどもう構うもんかといきみ続けた
とにかく早く終わらせたい。この痛みから逃れたい。頭の中はそれしかなかった
つづく
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