陣痛物語パート3
分娩室に運ばれる(実際は予備室)。ここ朝いたよねぇ。朝食食べたとこだよねぇ。なんでそのままいさせてくんなかったのよぉ〜。うらみながら死にものぐるいで分娩台に這い上がる
台の上でましましの陣痛に耐えること1時間。あれ、もう中の人が生まれるって言ってた時間過ぎてるけどぉ?えーーまだなの?まだ続くのこれ?
いったいいつまで、続くんだあああああああああ
ポッキータイムに生まれたんだよ♪って言いたかったけど断念し、ひたすら耐える。耐える。耐える。パートナーは助産師さん。的確なアドバイスとサポート。なによりも、最初からずっと褒めてくれる。上手!!素晴らしい!!呼吸法完璧!!じ、人生でこんなに褒められたことないし。なんかわたしもあたらしく生まれ変われそうなと朦朧としながら思う
陣痛が来た時の呼吸法は、痛みを流す為のものなんだけど、だんだん何が何やらわからなくなり、わたしは間違ったことをし始めるのである。あ、そうか。この時点に戻れれば。いや、やっぱり戻りたくない…
もういや。もうやだ。もうだめだ。こんなこといつまでも続けられるものか。もうやめる。もう終わらす。もうもうもう
産んでやるーーーーーーー!!
痛みでぶち切れたわたしは、産むことを決心
波が来るたびに力み始めてしまうのである
ほんとおばか。バカヤロウのくそったれ!!
コロナ騒動で母親学級で学べなかったとは言え(ちなみに、生まれた日に自粛全面解除宣言?あったそうですね)知識なさすぎ
いきんでもしょうがないところでいきんだら?そうです。肝心なところで使う体力を消耗してしまうわけですよ、あなた…
つづく
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