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映画『AFTERGLOWS』 続き

3nd lap
少し間が空いた、花粉のせいだキッズが森林公園で一気に花粉を浴び過ぎて発熱、嫌な時期に入ったもんだ。

花粉と言えば撮影中、とある方が役に入り込み感極まって涙を流したと…。
ここは素敵な話だか、、木村太一監督は感情を落ち着かせ涙を拭いているその方に「花粉症ですか?」とポンコツ発言をし、スタッフに酷く叱られたらしい。
本人曰く、「だって花粉症だって言ってたから…」  うん、叱られろ!

感極まって涙、今回は特にそうだった。
もうすでに『AFTERGLOWS』の感想がSNS上には出ていた、ほとんどの方がモノクロの美しさを述べるとともに眼光の事も。
脳裏にこびりついた狂気の眼光…、目を見て会話を聞くようにモノクロの世界へ入っていった。

余計な色の情報が無いぶん、役者さんの表情が仕草が際立つ、私は特に目だと思った「さゆり」「ちさよ」一人二役なのだが、目の表情が違う。
哀しく美しい目、蔑みながらも美しい目
2人の違いと感情が切ない。

「輝」の目は落ち着かない、内にある哀しみ怒り喜び焦り不安…全てが目に出ている。
役の為に12キロも体重を落としたストイックさで痩けた頬が余計に目を際立たせる

「袴田」彼は眼光が殺しにかかっている、外に向けて怒り蔑みの目とは対照的に穏やかな口調だったり微笑む口元

どれも誰かが持っている、いや隠し持っているかもしれない感情表現
どの役にも嫌悪もあるが同情も出来る。
だからこそ、「さゆり」「輝」「袴田」達の目を見て入りこんだ今回は思いっきり喰らってしまいハンカチーフを出す余裕も無く、ひたすら木村太一Tシャツで涙を拭いた。

やはり、目を見て会話をし感情を読むのが日本人の美徳とするところだと思い出させてくれた。

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