見るともなしに見て、聞くともなしに聞く。
先週末の日曜日、阿部敏郎さんのNIKE瞑想で、いつもは奥様の、智子さんが歌うガヤトリーマントラを聞きながら瞑想するんですが、先週は阿部さんの誘導で瞑想しました。その時に、阿部さんが見るともなしに見てください、と言われました。何かを意識してみようとするのではなく、ぼんやりと目に画像がなんかあるなって感じの意識で見てみました。
こうした意識で見ることがなくて、なんかもぞもぞする感じがして、変な感じでした。でも、ふと、いったい誰がこれを見てるんだろう、という感覚に襲われました。
そして、普段いかに見てないかにも気づきました。
何かを意識してみてると思ってたんですが、きちんとそこにとどまってその対象を見てるかと言われれば、そうじゃないんだと思います。
言い方が難しいのですが、見てると思い込んでる、という言い方が正しいのかも知れません。そうなってくると、やはりそこに本当に物質があるのかは怪しいと思ったりもします。この世の中が幻想、それをなんだか実証してるような、そんな感じがします。
そして、目を閉じて耳を澄まして聞くともなしに聞いてみてくださいと誘導され、音に集中すると、様々な音が聞こえてきます。
ここでも、どれだけの音を取りこぼしているか、今に存在していないのかに改めて気づかされます。そして、ここでもいったい誰が聞いてるんだろう、私って何だろうって感覚に襲われました。
この感覚を持ったまま、普段の日常を生きれたら、もっと色々な気付きに満ち溢れ、ワクワクした毎日を過ごせるんじゃないかと、思ったりします。
日々瞑想、これも訓練、日々の積み重ねでできるようになっていくんだと信じて、やっていくしかない。ですよね。
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