見出し画像

SNS


ビックリしている。

Asia tourが発表になり、アジア各国でチケットが秒殺で完売するおめでたいムードの中でも、なぜか次から次へと湧き上がる問題の多さに。

ずっと海外で活躍したいと願ってきたアーティストが、自分の夢が叶う第一歩をやっと歩き始めた。なんて喜ばしい事なんだろう。
本当に心の底からおめでとう!を言いたい気分だ。

「死ぬのがいいわ」のバイラルヒットを支え、
たくさん聴いてくれた Asiaのファンへのお礼として企画された今回のツアー。公式は直接 Asia各国を周り、感謝を伝えたいと明言している。

でもね。

日本人が応募してはいけないとは、一言も書いていない。

現地の人のみのシークレットLiveでもなんでもない(韓国だけはシステム上、海外からは購入できなかった)

それでも、日本人が現地に赴く事を良しとしない意見をちらほら見かける。

誰が決めたのかは、分からない。
でも、何となく行っちゃいけない空気がSNSから漂ってくる。
Asiaのファンの為の席を、日本人が奪っている…このような表現を見かける度に同じファン同士なのに…とチクチクと痛みが走る。

これは、一言でいうと「嫉妬」意外の何ものでもないと思ってる。

海外のチケッティングに不慣れな人は蚊帳の外。さらに金銭的、時間的に余裕が無い、いわゆる普通に生活してる人にはハードルが高すぎる今回のツアー。

私だって無理して自力でチャレンジした。
(取れなかったけど)

良いお話を頂いても、十分な日程が確保できずにこの手から溢れ落ちて泣く泣く手放したチケットもあった。

誰だって行きたい。
その気持ちにウソはないはず。
だから、こんなにも気持ちが揺れる。

我慢が美徳の日本人が、公式の見解を自分の嫉妬心を隠す為の大義名分として使う事で心のバランスを取っているのだとしたら、非常に残念だ。

みんな会いたい。みんな行きたい。違うのかな。

「今回のツアーの趣旨」を頭では理解できても、心が追いつかない。見知らぬ誰かの幸せと自分の欲を天秤にかけたら、グラグラと揺れ動くのを認めざるを得ない。

だから私は、はっきりと嫉妬心を自分の中に感じる。でも日本から行く人へその矛先は向けない。公式が何と言おうと、風くん本人がどう思おうと、行きたい人は行きたいし、行くのを誰にも止められないんじゃないかな。いや、誰にも止める権利など無いの、元々。



行く、行かないをSNSで意見をぶつけるのは結構だが、相手に問題があるのか、自分の気持ちに整理がつかないから吐き出しているのか、もう一度改めて考えたい。

自分のターンはいつか必ず回ってくる。

その時に嫉妬心でいっぱいだと、良い結果は得られないよ。

素晴らしいこと、誇らしいこと。
大好きな人が、未開の地へ旅立つ。
どこの国のファンでもいいじゃない。
誰にだって、平等にあのステージを体験する権利はある。

自分に会いに来てくれるなら、どんな人でも彼は大切にすると私は思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?