『アはアーケードのア』 第20回『ドンキーコング』(1981年 任天堂)
“ジャンプ”の概念を取り入れた最初期のゲーム ジャンプを駆使して、さまざまなトラップを抜けてゴールを目指し、コングにさらわれたレディを救い出せ――任天堂・宮本茂さんの最初期のディレクション作品にして、マリオ初登場作品であり、ジャンプアクションものの源流の一つといえるゲーム、それが『ドンキーコング』です。
ジャンプアクションというシステムは、黎明期のゲームが生んだ最大の発明の一つです。重力の概念と相まって、“ジャンプ”そのものに既にゲーム性のベースが内包されているといっても