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#仕事 記事まとめ

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働き方から採用、転職、仕事の仕方など、noteに投稿された仕事に関する記事をまとめていきます。
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#日経COMEMO

自宅の1階に酒屋を誘致したら、電通を辞めることになった。

今日、40歳になった。 そして1ヶ月後、17年間勤めた電通を退社することになった。 きっかけは3年前、自宅を建てる際に 「独身で3階建ては持て余すから、1階はテナントとして貸し出そう。でもせっかくだから、自分から入ってもらいたいお店にアプローチしよう」 と、「ある会社」に企画書を送ったことだ。 企画書の送付先は「株式会社 いまでや」 当時、首都圏で4店舗の酒屋を運営していた会社だ。 縁もゆかりもない会社だったが、運良く構想は実現した。 企画書送付から1年後、自宅の1

今の時代に合った「適材適所」の人材配置を成功させるポイントとは。

皆さん、こんにちは。今回は「適材適所」について書かせていただきます。 企業の経営戦略を立て実行する際、一般的には「何の事業を選択するか」を決めてから、「誰をその事業の責任者に充てるか」を決めるケースがほとんどだと思います。当社ではその逆で、「人材が先で、事業が後」とするケースの方が多く存在します。 何の事業を選択するかについては、社員の得意領域であること、社員がやる気を出して頑張れそうな領域であることが重要です。あえて「苦手な領域や社員の適性に合っていない事業を選択するこ

耳から入ってくる情報をやさしいと思った。ラジオとパワポの話。

僕はハガキ職人をやっていた。 勉強するのが嫌で、でも机に向かっていないと怒られるから。 机に向かって、耳はイヤフォンで塞いで、ラジオを聴きながら、ハガキを書いていた。 20年以上前のことだ。 10年後、僕はパワポ職人になっていた。 PCに向かって、仕事をしているフリをして、パワポで遊んでいた。 くだらないことをパワポでまとめてはTwitterで発信していた。 それがきっかけになって、もう3年も日経COMEMOでキーオピニオンリーダーをやっているのだから、人生はなか

「SLAM DUNK」に学ぶリーダーシップと心理的安全性: 組織マネジメントとチームビルディングの極意

今年最大の映画のヒット作の1つ「THE FIRST SLAM DUNK」が先日ロングラン上映を終えました。SLAM DUNKは私が学生の頃から何度も読んできたバイブル的な存在でしたが、映画をきっかけに久々にSLAM DUNKを再度読み返す機会がありました。読み返してみると、SLAN DUNKからはビジネス的な視点で多くの学びがあったのです。 今回、日経電子版が #漫画から学ぶ仕事のヒント というテーマで意見募集企画を実施していたので、SLAM DUNKから私が学んだことを書

腰が重い人を「すぐやる人」に変える方法〜ChatGPTに「着手」をしてもらおう

 Potage代表 コミュニティ・アクセラレーター河原あずさです。働き方の変化の波が押し寄せる中、どんどん新しい働き方のアイディアが生まれている昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。  さて、最近感じるのは、働き方における「立ち上がり」の大切さです。1経営者として、締め切りに追われることが多い中で、ビジネスの立ち上がりのスピードを上げることの重要性を痛感しています。  そんなわけで私は、新しいツールや方法をどう活用するか、日々模索しています。 この記事では、新しい働き方

一般労働者の所定内給与増加率が2%を超えたことに注目したい~2023年5月の毎月勤労統計(速報)

 本日(7日)、毎月勤労統計調査の5月速報値が公表されました。日経は相変わらず実質賃金がマイナスだ~と書き続けています。私は、一般労働者の所定内給与(記事では基本給と呼んでいる)の前年同月比比増加率が久しぶりに2%を超えたことに注目したいと思います。 そもそも、一般労働者とパートタイム労働者の違いは  毎月勤労統計では、賃金などの実績値を一般労働者、パートタイム労働者別に示しています。両者を総合したものが就業形態計です。  上記の記事では、「正社員など一般労働者」と書いて

女性役員2030年30%目標をどのように達成させるか。抜本的に取り組むべき5つのこと。

皆さん、こんにちは。今回は「女性役員登用」について書かせていただきます。 4月に岸田首相は「従来よりも踏み込んだ具体策で女性登用の促進に弾みをつける」としていましたが、 優良なスタートアップ企業に占める女性起業家を2033年までの10年で20%に。 東証プライム上場で2025年を目途に女性役員を最低1人登用。 東証プライム上場で2030年までに女性役員30%に。 など、具体的な目標が設定されました。女性登用に関して目標を設定するのは、「女性のキャリア形成の意欲向上」

日本買いの裏に残る持続的成長性に向けた課題とは

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 東京株式市場では連日の株高となり、バブル崩壊後の高値を更新。実に33年ぶりの高値に湧いています。ウォーレン・バフェット氏率いるファンド「バークシャー・ハザウェイ」による日本買いへの強気発言が契機となったかどうかはわかりませんが、海外勢による積極的な買い増しが目立ちます。 PBR1倍割れについては、先日東京証券取引所がPBRの低迷する上場企業に対して改善策を開示・実行するよう要請したことも期待を押し上げる原因となっています。TOPI

広がる信託SOの波紋、渦中のスタートアップ経営者は何を思うか

こんにちは、株式会社ログラスの布川です。 ついに国会答弁から波紋が広がっていた「信託型ストックオプション(以下、信託SO)」に関する日本経済新聞からの記事が発出されました。 今回は、信託SOについてあまり実態を詳しく理解できていない方にも理解して頂ける平易な説明とともに、スタートアップ側の視点から見た信託SOが何故重要だったのか?今後どう対応しなくてはならないのか?について記述します。 ※本記事では政府、官公庁、信託SOベンダー各社、スタートアップいずれかの立場を批判す

週休3日は実現できるのか? 成功事例と残る課題を考察する

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 週休3日と聞いて、何を思うでしょうか? 土日に加えてもう1日休めるとすると、くっつけて毎週3連休だなぁとか、水曜日を休みにすれば勤務中は常に週初めと週終わりの気分になるなぁとか、色々と妄想が広がります。そもそもそんな夢物語よりも現実をみろ、という声もあるかもしれません。 いまや当たり前になっている土日休みの週休2日制ですが、その歴史は意外と浅いものです。欧米では戦後まもなく普及したものの、高度経済成長期の日本では週48時間・6日勤

日本的組織から、スタートアップカルチャーへのアップデートが始まる2023年

2023年1月4日、岸田首相の年頭会見がありました。 経済の面では、賃上げによる消費増加による経済成長と、研究開発や設備への投資による日本の競争力向上を掲げておられます。 特に投資の面では、昨年策定したスタートアップ育成5ヵ年計画を実行に移すことで、挑戦できる社会を作ることを宣言されています。 このように、スタートアップは国家の成長戦略の柱となり、ここから実行フェーズに入っていきます。 そこで今日は、スタートアップという成長戦略が実行フェーズに入る2023年、あらゆる

就職・転職する時のポジティブなサインは「周りからの反対」にあり

どのように自分のキャリアを作っていくのか。 この問いに答えるのは簡単ではありません。その個人の価値観や特性によるところはあるでしょうし、他の人が正しいと思ったことが必ずしも自分にとって正しい判断になるわけではないのです。特にキャリアの領域においてはその要素が強いと考えています。 日経電子版が「#就職は大手かスタートアップか」というお題で意見記事を募集していたので、今回はその観点で考えをまとめていきたいと思います。 新卒生の就職先としてすすめるなら大手企業かスタートアップ

「逆張りのキャリア」によるリスキリングのススメ

「リスキリング」という言葉を目にする機会が多くなりました。 岸田首相も、「リスキリングに力を入れる」と明言をされています。 リスキリングとは何かリスキリングという言葉を聞くと、僕は見出し画像の言葉を思い出します。マクドナルドの創業者、レイ・クロックの言葉です。 日本マクドナルドの採用ページにも、上記のように今も掲載されています。 リスキリングとは、まさにこのレイ・クロックの言葉の通り、年齢に関係なく、いつまでも学び続け、成長し続けようというコンセプトだと僕は捉えています。

多様化する働き方と、多様化するワークスペース。溶けはじめた、職住の壁。

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 ウィズコロナ時代が本格化してくる中、在宅と出社を併用する「ハイブリッドワーク」という言葉も注釈なしに使われることを見るようになりました。週3日は出社と決めて残りの2日は働き手が選択できるようにしている会社や、原則在宅だがオフィスはフリーアドレスとして来たいときには使えるという会社など、様々なポリシーで運用されているようです。 私自身もいまは週3日を出社として、あとはその時々に応じて行くときもあれば、在宅でやる場合もあります。 こ