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ツエーゲン金沢 記事まとめ

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#マッチレビュー

【ファジサポ日誌】80.涙雨と空~第42節(最終節) ツエーゲン金沢vsファジアーノ岡山~

※カバー写真は、のと鉄道の車窓から、穏やかな里海、能登湾です。 以前にも書いたことがあるかもしれませんが、金沢には筆者が個人的に尊敬しているサポーターさんがいます。 なぜ尊敬しているのか? どんな時もチーム、選手に対する「まなざし」に変化がないのです。 勝っても負けても、応援している選手の調子が良くても悪くても、応援している選手が試合に出られても、出られなくても変化がないのです。 金沢は来シーズンからJ3に戦う舞台を移します。 おそらく本音の部分では様々な「想い」、「想

2023 J2第4節 ファジアーノ岡山 VS ツエーゲン金沢 の雑感

スタメン 両チームのスタメンはこちら。 菱形の意義~リンクするボール出し~ 立ち上がりにボール出しの部分で何度かミスがあり、その中で山田→鈴木のボール出しのミスを金沢の嶋田に突かれかけたが、その後は落ち着きを取り戻して試合の主導権をしっかりと握ることができた岡山。前節の水戸戦とは違ってそれができたのは何故か。まずは岡山がボールを持った時の振る舞いから見ていくことにしたい。  サッカーに限らずスポーツ全般そうなのだが、対戦相手があってこそのサッカー。ボールを持たない時の金沢

2023 J2 第2節 大宮アルディージャ VS ツエーゲン金沢 レビュー 4つの問題点

スタメン 金沢は前節から2枚替え。奥田くんがベンチスタートで嶋田くんがスタメン。毛利くんはベンチ外で長峰くんがスタメンとなった。 ベンチからは豊田・黒木が消え梶浦・孫が入った。 手薄な守備陣に孫くんが戻ってきたのは大きい。井上くんの成長も促したいが、孫くんとて昨季16試合しか出ていない。 金沢に来て4勝しか味わっていないのだ。孫くんにはもっと攻守共に貢献し自信をつけてもらいたい。 大宮は新里、大澤、富山が外れ、浦上、高柳、アンジェロッティがスタメン。 前節、山口相

2021 J2リーグ最終節 京都サンガFC VS ツエーゲン金沢 レビュー そして2022は「リセットからの卒業」

明けましておめでとうございます。2022年もレビュワーの端くれとしてガンガンレビューしていきたいと思っています。どうぞよろしく。 さて、最終戦から1か月ほど経過したこのタイミングでレビューを出す。色々と思いめぐらせました。 試合終了直後は、昇格する京都に対してよくやったという思いが大きかった。選手は与えられたミッションをクリアした。しかし、それだけではまた降格争いに加わる事になるだろう。それをしてほしくはない、もっと強く、もっと上を狙えるクラブになって欲しいし、成れるはず

2021 J2リーグ第41節 ツエーゲン金沢 VS モンテディオ山形 レビュー 2019verの金沢

ホーム最終戦。降格争いの最中ではあるが、誰かとお別れしなければいけない季節でもある。試合の二日前に発表されたのは、J3の優勝から8年間金沢を支えてきた作田裕次引退だった。 突然、という訳でも無い。近年出場機会がめっきり減った。今年34歳。サッカー選手(プロ)の平均引退年齢が26.9歳(その後もカテゴリーを下げて続ける選手も多い為、実際の引退とは異なる)である。この歳まで地元でプロを続けられる事は、本人のコメントを見てもわかる通り「思っていなかった」だろう。作ちゃんのような選

2021 J2リーグ第39節 ツエーゲン金沢 VS 東京ヴェルディ 運が良くても何も変わらない

スタメン 金沢は白井・金子→後藤・嶋田の2枚替え。替わった二人はベンチにもいなかった。ただ単に今回は外れただけなのか。それならば前節、後藤くんを帯同させずとも良かったとは思うが、果たして。 東京Vは山本・小池・杉本→加藤弘・山下・新井の3枚替え。前節、山本くんが退場し今節は出場停止。佐藤優平くんも35節千葉戦を最後に出場していない。降格・昇格も無い順位で新たな目標を見出せたのか。 失点までは良かった金沢も多くチャンスは作れていた。相手の前がかりになっている4-1-2-3

2021 J2リーグ第38節 FC琉球 VS ツエーゲン金沢 レビュー 負けには必ず理由あり

再びノムさんです。自分を「弱者」「月見草」と認めるノムさんには共感する事が多いので、今季2度目の登場となりました。というかこの試合は、負けた理由が、「以前見られていた事が修正出来ていないから」という点に尽きました。 スタメン 琉球は前節から上原牧・福井・赤嶺→金井・岡崎・富所の3枚替え。田中恵太くんと知念くんという攻守の要を負傷欠場で失ってから、連敗街道まっしぐらで監督も交代した琉球。 直近10試合平均得点0.5という得点力不足に泣いていたが、ボールは支配出来ているしチ

2021 J2リーグ第36節 ブラウブリッツ秋田 対 ツエーゲン金沢 カオスに対し準備不足

スタメン 金沢は警告累積出場停止の庄司くんに代わって作ちゃんが今季初スタメンとなった。石尾くんは32節新潟戦でベンチだったのを最後に姿を見ていない。さらにここ3戦ベンチで出番を待った稲葉くんも引き続きベンチ。 若手が腐るのを心配する半面、作ちゃんの精神的な強さは本当に尊敬する。私が現役選手で唯一、ちゃん付けする理由は尊敬と親しみの度合いが金沢選手の中で無二な存在だからだ。 ちなみに嶋田くんが最後に出場した山雅戦からもう1か月以上経過する。発表が無いという事は、忘れた頃に

2021 J2リーグ第35節 SC相模原 VS ツエーゲン金沢 納得の勝ち点1と気持ちに賭ける残り試合

今回はRED TAGの観戦会がありました。 片町きららでもパブリックビューイングが行われていましたが、どこで見るのも勝利を願う気持ちは変わりません。ちなみにわざと日程をぶつけたわけではありませんのであしからず。もう次回の予定も立っていますが決まり次第お伝えします。 会場限定のプレビューも作りました。 プレビュー通りに事が運ぶはずもないのは言わずもがなです。ただ、お互いの特徴を少しは理解して試合を見られると思います。一つ言っておかなければいけないのは「相模原の崩し方」はこ

2021 J2リーグ第34節 ツエーゲン金沢 VS ヴァンフォーレ甲府 崖っぷちは続くのか

スタメン 金沢は変更なし。というか、ベンチに人数はいるが使う気が無い選手を座らせている様子の柳下監督。甲府は宮崎・荒木を長谷川・須貝に変更。特に宮崎くんを見たかったが長谷川くんも良かったし須貝くんはMVP級の活躍だった。勝てなかった8月を経て、もう落としていい試合は一つもない甲府。バックアップメンバーの底上げは伊藤監督も願ったり叶ったりだろう。 前半から2失点目の伏線があったむやみに相手にプレスにいく必要は無いのだが、3バックの相手に対しては特にWBへの対応があまり良くな

2021 J2リーグ第33節 大宮アルディージャ VS ツエーゲン金沢 ようやく大谷起用の正解を見た&守備のオート化

ハピネスマッチについて先に言っておきたい。この試合の翌日の福井ユナイテッド VS ツエーゲン金沢 戦を観に行ってきた。福井主催の興行であるからしてあまり金沢側にメリットが無かったのかもしれないが、この試合が発表された時のワクワクは試合が進むにつれて失われていった。 そういう試合になった要素は色々ある。期待しすぎた事も一員としてある。出場機会に飢えた若い力が主張する妄想は妄想でしかなかった。 親善試合的なものだった事も「どんな試合になっても仕方ない」と思ってしまう要素だった

J2リーグ第32節 ツエーゲン金沢 VS アルビレックス新潟 トンネルをぬけろ

スタメン 金沢は渡邊くんが新潟からのレンタルの為出場できず。そして力安⇒大橋となり新潟の攻撃に対して危険察知能力の高い方を選んだ。嶋田くんはよほどコンディションが悪いのか、ベンチ入りせず。 新潟は前回対戦には出場の無かった三戸・福田など少しづつメンバーを替えつつも選手個々の負担を減らしている印象がある。しかしジリジリと勝ち点を失い、これ以上昇格圏と離されたくない。それならば最初から本間くんを出せば?と思うだろうが、ここがサッカーの難しいところ。ただ、本間くんを出さずともそ

2021 J2リーグ第25節 レノファ山口 VS ツエーゲン金沢 レビュー

スタメン 気持ちは重要。だけどわからない。前半はほとんどの時間で金沢が「やれていた」と言っても良かった。出鼻をくじくようなカウンターから始まった試合。選手の意気込みは画面から感じられた。 あまり気持ちがどうのこうの言うのは筆者は好きではない。試合の分析をする以前の自分は気持ちが全てだったし、その観戦スタイルで、試合の中で何が起こっているのか、何が原因で負けるのかが分かりたかったから今の自分がいる。 選手の意気込みは測り知る事が出来ない。というか測り知るべきではないと思っ

2021 J2リーグ第24節 ツエーゲン金沢 VS V・ファーレン長崎 ゴールまでの距離は遠い

コーチングは大事。ピッチ内で選手を動かせるようにできれば、もっと味方を助けられるじゃないか。前半はいつものことだけど、最終ラインがずっと後ろにいるので前線がボールを奪いにいったときにスペースができてそこを使われている。そこはやれるようにしてほしい。 庄司(朋乃也)も久しぶりのゲームだった。本当は90分やらせるつもりはなかったが、いろいろなことが起こったのでやらせた。フィジカル的な心配があったのでアップダウンできなかったのか。(稲葉)楽はまだまだ学ぶところがたくさんある。攻