2023年12月の記事一覧
カープダイアリー第8479話「限りなく透明に近いドジャーブルー…染まる時、日本最強は世界最強となり、そして大谷翔平は…」(2023年12月31日)
2023年大晦日。TBS系、午後5時からの生番組「WBC・ザファイナル」を“紅白そっちのけ”で視聴した人はどれくらいいるだろうか。 過去のWBC大会をなぞったあと、午後6時を回って栗山ジャパンの話になり、宮崎キャンプでのダルビッシュ有を中心にVTRは進んで行く。 これまで栗山英樹さんに関する特番も、NHKなどが数多く放送してきた。そのチーム作りの軸になったのはダルビッシュ有。指揮官のそんな思いを、TBSも年内最後の6時間45分の長尺特番に込めたのだろう。 日本時間の12
カープダイアリー第8476話「限りなく透明に近いドジャーブルー、新たな18番で日本最強が、世界最強だと証明してくれ」(2023年12月28日)
2008年4月4日(現地時間)、アメリカ西海岸最大の軍事都市、サンディエゴ市にあるペトコ・パークのマウンドに、ドジャーブルー18番をつけた日本人投手が上がった。広島育ちの剛腕は、メジャーデビュー戦で初勝利を掴んだ。 2016年4月6日、また広島育ちの右腕が同じマウンドに上がった。 1シーズンではあったが、前年(2015年)に「剛腕」の何たるかを、日南や沖縄キャンプのブルペン、あるいはマツダスタジアムのブルペンで目の当りにして、尊敬する「黒田さん」にその背中を押された前田健
カープダイアリー第8477話「限りなく透明に近いドジャーブルー、広島育ちの”赤の魂”で1年目からポストシーズン2勝」(2023年12月29日)
データ解析ツールのスタットキャスト。2015年以降、メジャーリーグの全スタジアムに設置されたことによって、従来の投げて、打って、走って、守るそれぞれの動きのスピードなどが数値化されるようになった。 現地時間(以下同)の28日にMLB.comが発表した「2023年スタットキャストによるトッププレー」が、さっそくファンの間で今年も話題になっている。 もちろんそこには大谷翔平の名前がある。本塁打の最長不倒は6月30日にエンジェルススタジアムで飛び出した493フィート弾。150メ
カープダイアリー第8478話「限りなく透明に近いドジャーブルー、左並べた打線vs山本由伸…8回101球8三振の衝撃」(2023年12月30日)
山本由伸の日本国内での移籍会見が大阪市内のホテルであった。その模様はオリックス・バファローズ球団公式YouTubeでも配信された。 会見の中で、“らしい”発言がいくつもあった。 「高みを目指して、向上心をすごく大切にしています」 「ほんとにプロ1年目から取組みは変わっていないですし、やっていることは全部同じなので、そこをしっかり頑張るだけです」 「この7年間、オリックスという球団でプレーできて、ほんとに成長できた7年間でしたし、オリックスだからここまでこれた、というと
カープダイアリー第8473話「限りなく透明に近いドジャーブルー、”成功”の秘訣は素早い対応力にあり」(2023年12月25日)
「まだ野球がしたいんです」 夏の甲子園6発の金看板を背負い、2017年ドラフト1位でカープ正捕手を目指した中村奨成の言葉らしい。夕方、日刊スポーツなどが、後がなくなり護摩行を希望した、との記事をアップした。 1998年ドラフト6位入団の新井監督は当初、91年ドラフト4位入団の金本知憲さんに“弟子入り”していた。顔や手足に火傷の水膨れができる護摩行にも同行した。実働21年のアキニ、同20年の新井監督。ふたりが残した数々の記録を見れば、荒行は無駄ではなかったことになる。 護