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広島東洋カープ 記事まとめ

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2023年12月の記事一覧

【データ分析】2023年を振り返る ー二俣翔一内野手ー

どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。 昨年はブログでデータ分析記事を上げていたのですが、今年はnoteの方で上げていきたいと思います。 今日は二俣翔一内野手です。 選手詳細 二俣 翔一(ふたまた しょういち) 内野手 21歳 180cm75kg 右投右打 2020育成ドラフト1位 基本成績 寸評 ユーティリティー性も備えた右の大砲候補。今年は一軍初昇格を果たしながら出場はなしに終わったが、二軍ではあらゆるスタッツで昨年以上の数字を残した。来

カープダイアリー第8479話「限りなく透明に近いドジャーブルー…染まる時、日本最強は世界最強となり、そして大谷翔平は…」(2023年12月31日)

2023年大晦日。TBS系、午後5時からの生番組「WBC・ザファイナル」を“紅白そっちのけ”で視聴した人はどれくらいいるだろうか。 過去のWBC大会をなぞったあと、午後6時を回って栗山ジャパンの話になり、宮崎キャンプでのダルビッシュ有を中心にVTRは進んで行く。 これまで栗山英樹さんに関する特番も、NHKなどが数多く放送してきた。そのチーム作りの軸になったのはダルビッシュ有。指揮官のそんな思いを、TBSも年内最後の6時間45分の長尺特番に込めたのだろう。 日本時間の12

2023大学野球:進藤勇也(上武大→日ハム)の逆転本塁打は印象的!

今回は2023アマチュア野球現地観戦を振り返っていきたいと思います。印象に残った試合をランキング形式で振り返っていきます。今回は大学野球編です。 【高校野球編はこちら📝】 ※ヘッダー画像引用(日刊スポーツ) 第3位:青山学院大 vs 國學院大(2023.9.18)試合スコア📝 まず第3位は秋季リーグ戦の青山学院大vs國學院大の1回戦。基本的には平日の神宮球場で開催される東都リーグ1部だが、この日は祝日の月曜日開催ということもあり普段より多くの観衆が駆けつける中での試合

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【データ分析】2023年を振り返る ー林晃汰内野手ー

どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。 昨年はブログでデータ分析記事を上げていたのですが、今年はnoteの方で上げていきたいと思います。 今日は林晃汰内野手です。 選手詳細 林 晃汰(はやし こうた) 内野手 23歳 182cm100kg 右投左打 2018ドラフト3位 基本成績 二軍 一軍 寸評 パワフルな打撃が最大の魅力の若手内野手。今年は2年ぶりに一軍に昇格して特大の一発も放ったが、その一発以降は低迷し、またしても二軍を主戦場とする

カープダイアリー第8476話「限りなく透明に近いドジャーブルー、新たな18番で日本最強が、世界最強だと証明してくれ」(2023年12月28日)

2008年4月4日(現地時間)、アメリカ西海岸最大の軍事都市、サンディエゴ市にあるペトコ・パークのマウンドに、ドジャーブルー18番をつけた日本人投手が上がった。広島育ちの剛腕は、メジャーデビュー戦で初勝利を掴んだ。 2016年4月6日、また広島育ちの右腕が同じマウンドに上がった。 1シーズンではあったが、前年(2015年)に「剛腕」の何たるかを、日南や沖縄キャンプのブルペン、あるいはマツダスタジアムのブルペンで目の当りにして、尊敬する「黒田さん」にその背中を押された前田健

【データ分析】2023年を振り返る ー内田湘大内野手ー

どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。 昨年はブログでデータ分析記事を上げていたのですが、今年はnoteの方で上げていきたいと思います。 今日は内田湘大内野手です。 選手詳細 内田 湘大(うちだ しょうだい) 内野手 19歳 183cm88kg 右投右打 2022ドラフト2位 基本成績 寸評 超積極的なバッティングスタイルが魅力の未来の4番候補。いきなり二軍で活躍とはいかなかったが、1年間試合に出続け、高卒1年目ではリーグ最多の259打席に立

カープダイアリー第8477話「限りなく透明に近いドジャーブルー、広島育ちの”赤の魂”で1年目からポストシーズン2勝」(2023年12月29日)

データ解析ツールのスタットキャスト。2015年以降、メジャーリーグの全スタジアムに設置されたことによって、従来の投げて、打って、走って、守るそれぞれの動きのスピードなどが数値化されるようになった。 現地時間(以下同)の28日にMLB.comが発表した「2023年スタットキャストによるトッププレー」が、さっそくファンの間で今年も話題になっている。 もちろんそこには大谷翔平の名前がある。本塁打の最長不倒は6月30日にエンジェルススタジアムで飛び出した493フィート弾。150メ

カープダイアリー第8478話「限りなく透明に近いドジャーブルー、左並べた打線vs山本由伸…8回101球8三振の衝撃」(2023年12月30日)

山本由伸の日本国内での移籍会見が大阪市内のホテルであった。その模様はオリックス・バファローズ球団公式YouTubeでも配信された。 会見の中で、“らしい”発言がいくつもあった。 「高みを目指して、向上心をすごく大切にしています」 「ほんとにプロ1年目から取組みは変わっていないですし、やっていることは全部同じなので、そこをしっかり頑張るだけです」 「この7年間、オリックスという球団でプレーできて、ほんとに成長できた7年間でしたし、オリックスだからここまでこれた、というと

カープダイアリー第8474話「限りなく透明に近いドジャーブルー、剛腕の証明、昭和から平成へ」(2023年12月26日)

剛腕の証明… 黒田博樹さんのピッチングスタイルを、その5文字でずっと追いかけてきたメディアがある。タイトルを変えながら続くそのネット媒体、今では「コイの街のダイアリー」となっている。 「幸せだった…」というカープでのプロ野球生活は、1997年から2007年までの11シーズンと2015年、16年の2シーズンで、その間にロサンゼル・ドジャースでの2008年から11年までの4シーズンと12年から14年までのニューヨーク・ヤンキースでの3シーズンが存在する。メジャー名門2球団をN

カープダイアリー第8475話「限りなく透明に近いドジャーブルー、剛腕の証明ロサンゼス編」(2023年12月27日)

1・85の素晴らしい数字で防御率のタイトルを手にする黒田博樹さんの、2006年シーズンラスト登板はわずか4球で終わり、生涯唯一のセーブがついた。 だが、ただのセーブではない。2004年の球界再編で存続が危うくなっていたカープ球団と、カープファンに手を差し伸べる、それもまた「剛腕」の使命になっていた。だから「男気」という表現が使われるようになったのだろう。 5月にFA権を取得したエースに対して「FA宣言か?」「阪神移籍濃厚」「巨人か?」の新聞報道が先走る中、黒田博樹さんは1

【データ分析】2023年を振り返る ー宇草孔基外野手ー

どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。 昨年はブログでデータ分析記事を上げていたのですが、今年はnoteの方で上げていきたいと思います。 今日は宇草孔基外野手です。 選手詳細 宇草 孔基(うぐさ こうき) 外野手 26歳 185cm82kg 右投左打 2019ドラフト2位 基本成績 寸評 高い身体能力を活かし、オフェンス面でプラスを生み出す外野手。今年は一軍出場はなく、二軍での打席数も減り、成績も悪化してしまった。若手外野手も増え、レギュラー

【雑文】我が内に新井貴裕氏を召喚する。

帰省している。 「ポジションが20個くらいあればいいのに、と思っている。支配下登録も50人、60人くらいできればいい。そのくらい、みんなを使ってやりたい。でも選ばなければいけない」 先ほどローカルニュースで、広島東洋カープの新井貴裕監督がそのような内容のことを言っていた。 私は、とにかく、丁寧さが足りないというか。こらえ性が一段階足りないと言うか。 シナリオでも私生活でも、途中まではそこそこがんばったのに「この辺でまぁいいや」と、いろいろすっ飛ばして出来上がりってことにし

カープダイアリー第8473話「限りなく透明に近いドジャーブルー、”成功”の秘訣は素早い対応力にあり」(2023年12月25日)

「まだ野球がしたいんです」 夏の甲子園6発の金看板を背負い、2017年ドラフト1位でカープ正捕手を目指した中村奨成の言葉らしい。夕方、日刊スポーツなどが、後がなくなり護摩行を希望した、との記事をアップした。 1998年ドラフト6位入団の新井監督は当初、91年ドラフト4位入団の金本知憲さんに“弟子入り”していた。顔や手足に火傷の水膨れができる護摩行にも同行した。実働21年のアキニ、同20年の新井監督。ふたりが残した数々の記録を見れば、荒行は無駄ではなかったことになる。 護

プロ野球12球団直近10年間ドラフト指名野手通算安打トップ10をまとめてみた

12球団の2013年~2022年ドラフトで指名した野手が2023年シーズン終了時点で通算安打数がそれぞれどのようになっているのか、気になったので調べてみました。 ~阪神~阪神は10年間のドラフトで2023年に18年ぶりのアレ、38年ぶりのアレのアレを達成した主力メンバーを軒並み獲得。10年間でのトップはプロ7年目の虎の主砲、大山悠輔選手となった。 また、プロ3年目で中野拓夢選手は通算448安打、佐藤輝明選手は372安打を放っており、主に大卒・社会人選手をドラフトで的確に当