求心力 〈大分トリニータ 2022年総括〉
突き抜けられなかった。
いつも小骨が喉の奥に引っかかったようなシーズン。良くも悪くも「でも…」が多く付き纏う。
「1年でのJ1復帰」
この言葉に最後まで疑問符が拭いきれなかった。
あの日から
2020年、冬。
世界が見えて、その未来に現実味を持てないまま溢れていったタイトル。どこか決勝戦がゴールになっていて、素直に「悔しい」と感じられるほど、突き詰められなかった。アジアが見えて、覚悟が足りなかった。「あと少し」がとてもとても遠く離れたところにあった。
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