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MLB 記事まとめ

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2021年11月の記事一覧

【NYY #17】置いてきぼり

こんばんは、KZillaです。 最近MLB界隈が騒がしいですね。 あの金満なヤンキースが現状ショートのスタメンがいないので、きっと最大の補強ポイントを埋めるべく超大型契約でスターを獲得したのでしょうね。 やはり誰もが予想していた、ドジャースのCorey Seagerかな? れ、レンジャースか。 じゃ、じゃあ例えばMarcus Semienとかどうだろうか?昨季はヤンキース同地区のブルージェイズで大活躍をして、ホームラン45本も打ったよね? え、Semienもレンジャ

コーリー・シーガー10年325Mをリスキーと考える理由

 新CBAの交渉期限を控え、ロックアウトが確実視される中、FA契約が相次いで決まっています。29日にマックス・シャーザーが3年130Mと過去最大のAAV(1年当たり年俸)でNYMと契約した直後、TEXがコーリー・シーガーと総額325Mと今オフ最大規模の条件で合意に至ったと報じられました。  個人的にコーリー・シーガーと言えば、「怪我が多い」、「守備のパフォーマンス低下が顕著」ということでスター選手ではあるが、1年あたり30M以上の選手ではないと考えます。ただ、あくまでイメー

さらばセミエン

どうも、ヤスです。 ブルージェイズからFAになっていたマーカス・セミエンがチームを去ります。テキサス・レンジャーズと7年総額1億7500万ドルで契約合意とのこと。 契約についての雑感 ブルージェイズのFA史上最高額の契約はジョージ・スプリンガーの6年1億5000万ドルということは以前のnoteで触れたのですが、セミエンの新契約はこれを上回りました。この契約を他チームに出されては流出もやむなしという感じでしょう。 年平均にすると2500万ドルというのはともかく、31歳の彼

ケビン・ゴーズマン トロントの地へ

どうも、ヤスです。うれしいニュースが飛び込んできました。サンフランシスコ・ジャイアンツからFAになっていた大物スターター、ケビン・ゴーズマンがブルージェイズと契約したとのこと。 契約は5年総額で1億1000万ドルとのこと。 1年越しのゴーズマン獲得 以前のnoteで20年オフにもブルージェイズはゴーズマンにオファーを出していたことは触れていましたが、ジャイアンツからのクオリファイング・オファーを受け入れ残留しました。 1890万ドルという金額を魅力に感じたこと、コーチ

【SEA】パドレスからアダム・フレイジャーを獲得【トレード補強】

■今オフ初の補強 いよいよ来年から本格的な勝負期へと突入し、今オフの主役の一人と目されていたマリナーズですが、補強第1弾はジェリー・ディポートGMお得意のトレードを通じて行われました。 マリナーズ獲得:アダム・フレイジャー(INF/OF) パドレス獲得:レイ・カー(LHP), コーリー・ロージアー(OF) ■フレイジャーの紹介とチームプラン 来年30歳のシーズンを迎えるアダム・フレイジャーは、今季155試合の出場で打率.305、5本塁打、10盗塁の好成績を残し、メジャー6

【TOR】イミ・ガルシアと契約

今年はロックアウトが懸念されていることもあってか、例年と比べてFA選手のサインも早期に締結されている印象があります。そして、ブルージェイズはFA獲得選手第一号として、FAのイミ・ガルシアと契約を締結しました。 契約は2年+オプションで11Mが保証されています。具体的には契約金が1M、22年が4M、23年が5M、24年はVesting Optionで、23年に60登板または60イニングの登板、または22-23年の合計で110登板または110イニング投げた場合は自動で6Mのオプ

【PIT】筒香嘉智と再契約

みなさん既にご存知の事とは思いますが、先日Pittsburgh Pirates(PIT)とYoshi Tsutsugoが来季契約に合意した様です。 Jose Quintanaと同様にまだオフィシャルで発表はされていないものの、報道によるとサラリーは$4.0Mとの事。 閉幕時点では$3.0-3.5M程度で纏めて欲しいと思っていましたが、代理人によると6‐7チームが興味を示していたそうなので仕方無いでしょう。 これまでPITに在籍した日本人選手(マイナーのみは除く)は彼で4

スターリング・マルテのNYM入団と今オフCF市場

 NYMがFAのスターリング・マルテと4年78Mで契約しました。今オフはFA市場で平均以上のパフォーマンスを見込めるレギュラーCFがマルテとクリス・テイラー以外に見当たらない状況でした。さすがにクリス・ブライアントをフルタイムのCFとはみなせませんし、一応CFも守れる程度のマーク・キャナもNYMに決まってしまいました。ということで、トレード市場に出そうなCF選手を挙げてみました。  なお、3つのカテゴリーに分けて記載しましたが、カテゴリー内の記載順は個人的にトレードの可能性が

Clint Frazierの事

 2016年、前年の覇者KC、2010年代地区に王朝を築いたDETというライバルと熾烈な争いを演じながら9シーズン振りの地区優勝へと進んでいたCLE。そんなチームのトッププロスペクトはClint Frazierという、モジャモジャ頭が印象的な外野手の青年でした。  多くのファンがチームでの活躍を信じ、期待していた彼。しかしその後青年は数奇な運命を辿った事は皆の知る所です。  後でも触れますが先日彼がNYYからリリースされました。CLEとしては外野の補強の必要性は耳にタコが

3年後...2018MLBドラフトレビューOAK

凡例 ラウンド(全体指名順位) 名前(Name):ポジション:投打:身長/体重:出身校:契約金額(ボーナススロット) 簡易レポ 成績 コメント 1(9). カイラー・マレー(Kyler Murray):OF:右投右打:5-11/195: Oklahoma:$4.66M($4.761.5M) アメフトと野球の二刀流選手。当初大学でのアメフトのプレーを希望していたが芽が出ず、野球に復帰。そこで非凡な才能を見せ、野球に専念するかのように見えた。契約時に残りのシーズンのみという制限

BLFチャリティートーク2021のおススメコンビ@BLFオフィシャルブログ

今回は先日投稿したBLFチャリティートーク2021のお勧め回をご紹介します。 ①12/9秋山翔吾選手(シンシナティレッズ)&澤村拓一選手(ボストンレッドソックス)メジャーリーガー同士のトークショーというだけで魅力十分。巨人→ロッテ→メジャー移籍と激動の2年間を過ごした澤村選手、いじられ&愛されキャラの秋山選手、この二人からどんなメジャーの裏話が聞けるか楽しみ。 ちなみに秋山選手、澤村選手は1988年生まれのいわゆる『ハンカチ世代、マー君世代』で同期入団。普段から仲が良いそ

【独断】魔改造されそうな選手3選

お疲れ様です、イサシキです。 今回は筆者の得意分野ではない記事になりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。 今シーズン後半戦、カブスは球団の新人本塁打記録を更新したPatrick Wisdomや実働わずか2か月で素晴らしいスラッシュラインを記録し、一躍チームの主力打者となったFrank Schwindel、リードオフに定着した苦労人Rafael Ortegaといった、いわゆるアラサー軍団の活躍が光りました。特にWisdomやSchwindelはなかなかMLBの高

2021年 トレードデッドライン CLEの動きから見えたもの

 前の投稿でTDLでのCLEの動きを振り返ってみましたが、それらの動きから考えられる事を分析してみたいと思います。尚、この内容の原案を書いたのはTDL直後でしたので前の投稿以上に今更感はありますが、ボツにするのはもったいないのと()、後日投稿予定の今季の総括や来季の展望の際に役立てたいと思うので一応投稿したいと思います。 ①野手の補強に関して 一番の補強ポイントの外野の補強候補としてM. Mullins(BAL)、B. Reynolds(PIT)らの名前も挙がっていましたが

2021-22年MLB free agentの超絶技巧。最も可能性の高い選手は?

これくらいバラエティ豊かなfa市場ができない限り、NPBも面白くなくならいですね。 デビッド・ショーンフィールド ESPN Senior writer 今年のfree agentは、ここ数年で最も豪華な顔ぶれと言えるでしょう。しかし、12月1日の深夜に迫った労働争議のせいで、off-seasonは壁にぶつかるかもしれません。12月1日の深夜になると、オーナーが選手をlockoutし、新たな契約書の締結に向けてぎりぎりまで交渉しない限り、取引や契約が凍結されます。ここでは、