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自分の作業ログを公開!『数学ガール』結城浩さんのサークル活用法 #noteクリエイターファイル

noteで活躍するクリエイターを紹介する #noteクリエイターファイル。今回は、『数学ガール』シリーズの著者・結城浩さんの登場です。

高校生がひとあじ違う数学にチャレンジする青春数学物語『数学ガール』を筆頭に、プログラミング言語入門書、IT技術書、数学入門書など数多くの著書がある結城浩さん。

『数学ガール』シリーズは、英語・韓国語・中文繁体字などに翻訳され、コミック化も実現、国境や年代を超えて多くの人に支持される人気作品です。

cakesでは、対話形式で数学用語を解説する楽しい読み物「数学ガールの秘密ノート」を連載中。

数学ガールの秘密ノート|結城浩|cakes(ケイクス)

noteでは、定期購読マガジン(メルマガ)として、文章や本を書くときに心がけていること、教え方と学び方、再発見の発想法などを毎週火曜に配信しています。

また、リアルタイムで作業ログを公開するサークルも開設しています。


複数のプラットフォームでメルマガを配信

結城さんがnoteを始めたのは2014年4月。cakesで連載をしていたこともあり、noteがローンチしてすぐに使いはじめました。「まぐまぐ!」や「ニコニコチャンネル」といったプラットフォームも同時に利用している結城さんは、それぞれのプラットホームの特徴を活かしつつ、自分の情報配信について考えているそう。

「結城の活動に注目してくださるフォロワーさんの人数は、プラットフォームの伸びによってずいぶん変化します。noteで結城をフォローしてくださる方の数は、深津さんがピースオブケイクのCXOになったあたりから急激に伸びましたね。現在はTwitterでのフォロワー数に迫る勢いです。その影響もあり、noteでコンテンツを公開する頻度も高くなっています」

現在、結城さんは「結城浩のメールマガジン」をnoteの定期購読マガジン、まぐまぐ!、ニコニコチャンネルで毎週配信しています。毎号は4〜5つの多様な記事がオムニバス形式で掲載されており、人気があった過去記事は、メールマガジンから切り出して単独noteとして再配信することもあるとのこと。

「メルマガとしてはある程度のボリュームがないと物足りませんが、noteで紹介するときにはひとつの話題がひとつのnoteになっていた方が読みやすいですね」

メールマガジン以外でも、結城さんは雑誌に掲載した過去記事をPDFにして「結城浩ミニ文庫」という個人レーベルにしてnoteで販売しています。

「無用なトラブルを避けるため、雑誌の編集部には確認を入れ、初出は明記しています。noteのダウンロード機能を使うとPDFを手軽に販売できるのでいいですね」

「結城メルマガで配信したコンテンツはすべてマスターファイル群として管理しています。そのうち単独のnoteとして切り出していない記事は一覧化され、時節に合わせてプログラムで切り出し、調整し、noteで配信しています。自分だけがユーザのドキュメント管理システムになっていますね」と結城さん。

note記事のアイキャッチ画像は、背景写真とタイトルを入力すると、結城さんのアイコンである「スレッドお化け坊や」が自動的に配置された画像として生成されるとか。プログラミングの力でさまざまな省力化が行われているようです。

「投稿のハードルを下げるため、できるだけシステム化するようにしています。ちなみにこの「スレッドお化け坊や」のアイコンは『Java言語で学ぶデザインパターン入門マルチスレッド編』を書いていたときに生まれたもので、今では私のコンテンツのアイデンティティとなっていますね」


リアルタイムで作業ログが見られるサークル

サークル機能ができてすぐに立ち上げた「結城浩のサークル」は、試行錯誤しながら、現在は、200円/月の「結城浩の作業ログが読めるプラン」に行き着いたと言います。

「サークルの価格については、以前から支援用のサイトとして利用していたpixivFANBOXに揃えて200円/月にしました。これまでpixivFANBOXでは特に大きな活動はしていなかったのですが、noteのサークル機能と合わせてどうしようかと考えたんです。noteのサークル機能はこれから発展していくでしょうけれど、現状の自分のキャパシティとフォロワーさんの動向を考えると『掲示板でわいわいやりとりする』感じじゃないなあと思い、サークルを『結城の作業ログを毎日リアルタイムに読める場所』に位置づけようと決めました」

ファンとのコミュニケーションをTwitter上でもたくさん行っているという結城さん。サークルでは、もうちょっと踏み込んで「自身の執筆活動の一端を見せる場所」としています。作業ログ自身はesa.ioで更新し、サークルの掲示板とpixivFANBOXに作業ログのURLを投稿します。サークルメンバーにコメントや自己紹介は求めません。

「私の日々の動きをのぞき見ていただいているので、動物園でパンダが歩いているのを見るような感覚に近いでしょうか(笑)。もともと作業ログは普段から書いているので、新たな負担は特にありません。結城浩のカフェ代支援という感覚で、毎月200円がちょうどいい価格かなと思っています」

今後、サークルの機能面の進展も期待しながら、定期購読マガジンとの連携などを考えつつ、自分と読者にとってよい形を探っていきたいという結城さん。発信内容のみならず、いち早く新機能を取り入れ検証する、そんなサークル活用法にも注目です。


■ noteクリエイターファイル
結城浩
書籍執筆者。著書に『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など。http://bit.ly/hyuki-mm にて「結城メルマガ」をnote配信中。https://bit.ly/girlnote にてcakes連載中。2014年度日本数学会出版賞受賞。
note: mm.hyuki.net
Twitter:@hyuki

text by 徳 瑠里香
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