「救われた」の声が集まるマンガ「スパあんこうの胃袋」。共感を呼ぶ物語はどうつくられたーー?
7万いいねの話題作が生まれたのは、ベビーカーで入ったカフェだった「あ......コートのひも引きずってる」
家族で入ったガラス張りのカフェ。あきばさやかさんは、窓の外を歩く女性を目で追っていた。
声をかけようにも店内からでは難しい。
女性はあっという間に見えなくなってしまった。
そのとき、ふと思った。「私も同じような失敗をよくするけれど、その度にいろんな人に助けてもらったなあ」。
同時に、ある妄想が頭の中に広がり始める。
「いままでわたしを助けてくれたような親切な人