スランプ脱出には…基本に立ち返ることと…新アイテム
先日の凹んだレッスンの帰宅後には、実は楽しみがありました。
大切な友人から噂を聞いた高級エンドピンストッパーが通販で届くので、試したかったのです。
ちょうど、ゴム製のストッパーに穴が空きそうな状態だったので、山野楽器で売っている木製のものや、手工品の4万円のものまで、色々検索していたところに、いいタイミングで友人からこんなのがあるらしい、という情報がありました。
友人は黒檀製のもう少し安いものを使っているとのことなので、それにしようかなと思っていたんですが、この穴の空いたUFOみたいな物体が、最初にみた国内通販サイトの販売価格の6割程度で売っていたので、えいっとポチッってしまったのです。
帰って荷物を見ると、エンドピンストッパーにしては大きいのがちょっと不思議でしたが、開けてみて理由がわかりました。
さらに大きな箱に入ってるなあ、と思いましたが、それもそのはず、本体が大きい。
画像の右側は、よくあるゴムのストッパーです。
その大きさがよくわかると思います。
外資通販サイトでは「Advanced Endpin Holder For Cello」AEH-113という型番のエンドピンストッパーが3種類の木材で出ています。
メープル、ウォルナット、そしてこのオークです。
メーカー(個人の日本女性のようです)の説明書によると、3種は基本的に同性能だが、樹木なので木目と質量の個体差があるとのこと。
私がオークを選んだのは、オークのカスタマーレビューに「先生も違いに驚いた」という書き込みがあったから。
それだけです😅。
翌日、練習室で弾き比べをしてみました。
最初はいつものゴム製を。
春になって、楽器が良く鳴るようになったので、特に解放弦では、ボディの振動を身体で感じることができます。
「こんなに鳴るんだからこのままでもいいんじゃないか?」
と思いつつ、届いたでかい方を試してみると、明らかに音量が増して、弦のレスポンスが良くなります。
えっ?どのくらい違う?
と元のゴム製のものに変えると、音が小さく聴こえて、あんなに最初は鳴ってたのに…と驚きます。
もう一度大きい方で、色んなポジションで弾いてみると、G線のハイポジのGでウルフのような不穏な共鳴が。
ウルフキラーを付けると解消しましたが、音質を損なうのでウルフキラーは外し、弓を当てる位置を駒寄りに変えることで対処しました。
エンドピンを受ける部分が真鍮性ですので、弦のレスポンスがいいのはそのせいではないかと思います。
これはアリ!だと思いました。
説明書では、
「〜略〜、ボディーが生み出す柔らかで心地よい倍音に富んだ響きが生み出されます。高音域での音の伸びに貢献します」
「特に中・低音域で、弦からの抵抗が減り、音の分離と発音が良くなり、演奏者はよりスムーズで繊細な表現が可能になります」
とあります。
「柔らかで心地よい」が私の楽器でそうなのかはなんとも言えないですが、音量が上がったこと、倍音が増えたこと、弦のレスポンスが良くなったことは確かです。
夜、家でミュートして駒を布でグルグル巻きにしても音質・音量の違いがわかります。
また、説明書では、楽器によっても効果が変わる、とのことです。
まあこれは何にしても同じですが、いずれにしても、けっして安いものではありませんし、それでも、
「万一気に入らなくてもしょうがないからとにかく試してみたい」
という方には、一つの選択肢かもしれません。
(メーカーの宣伝マンでもないし、責任も取れないので、自己責任でお願いしますね😅)
ただ、これ発表会で使うのは目立つから悩むなあ…。
しかし、悩む前に基礎的な練習しなきゃ!
練習では
・丁寧にボウイング
・メトロノームを上手く活用
この2つが目下のテーマです。
こっちが先だろって話ですね💧。
ではまた。
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