ラグーン・ドルフィン06水野洋深

向かい合って立つ洋深部長へと突き立てる。衝撃を受けて声を上げた洋深部長と指先を絡める。押し広げられた反動にて包み込んで来る。お互いの顔へと息が掛かる近さにて見詰め合う。後片付けを終えて部室まで戻ると待ってる洋深部長と残ってた美汐。反省会へと加わる事が少なく、視線を外さない洋深部長の前にて美汐へと栄養補給を行わせる。飲ませる事が課せられてる役目だから美汐と交わる事なんて滅多に無い。体力が残ってる美汐がその気と為って求めて来た時のみ。余裕を持ち合わせていないために美汐と行おうと思えない。美汐を見送った後に洋深部長が腕を回して来る。副部長を引き受けた条件として部活後に行う。美汐では務まらないために部長を引き継がされる事が眼に見えてる。洋深部長目当てにて水泳部へと入っただけで泳ぎなんて興味無い。お蔭で沙江浬先生と身体を重ね合わせる時間が増えた。勧誘にて色仕掛けを使えない洋深部長は未だに自らの魅力へと気が付いていない。泳ぐ事しか能が無いと思い込んでる。胸の乏しさから女性として自信を持てない事が伝わる。欲望の捌け口として扱われてると思ってる洋深部長へと想いが通じず、引退や卒業を切っ掛けにこの関係性も終わりを向かえると思われる。仕方ない。澪姉以上に優しくて素敵な女性なんて存在しない。性格的な好みであり、見た目はまた別。沙江浬先生へと絞り取られてるために回数をこなせない。帰るための体力を残して於かなければ澪姉へと迷惑を掛けてしまう。浥浬の分なんて残す必要無くても、勝手に抜かれる。美汐へと含ませてる姿を観てるだけで濡れて来るのも、繋がっただけで達しそうに為ってるのも、体内にて出されただけで気が遠く為るのも、相性が良い証し。離れたら困る事へと陥るのは洋深部長の方。背中を壁へと押し付けて耐える事を行えず、全身を預けて来る洋深部長を支える。体力的に1回にて済む事が有り難くても、やはり物足りない。程なくして目覚めた洋深部長へと挨拶を残して離れる。振り返ったら1人残して帰りたくなくなる。


昇降口にて待ってる澪姉へと笑顔を向けたのに浥浬が抱き着いて来ると苦笑いへと変わる。渦澄さんが手を振って来たと云う事は家まで遊びに来るらしい。浥浬と澪姉にて左右の腕をそれぞれ取られて歩く。浥浬へと生返事を繰り返し、横にて並んで話す澪姉と渦澄さんの声へと耳を済ます。時より、笑みを浮かべる渦澄さんと眼が合いつつ、家へと着いた。

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