デュアル・サイト09元カノ襲来
「泰斗が如何してもと言うなら、寄りを戻してあげても、良いよ?」
アパートへと現れた元カノがDカップのバストを突き出す。大きく見えてたはずなのに今では小振りへと思えるサイズ。眩しかった服装まで色褪せて見受けられる。如何やって居場所を知り得たのか、皆目、見当が付かない。
「いや、新しい彼女が出来たから、必要無い」
眼が飛び出し、顎が外れたように大口を開けて驚く元カノ。凡そ女性とは思えない表情を晒す。
「有り得ないわ。嘘に決まってる」
「じゃ、紹介するよ」
我を取り戻した元カノが決め付けて来るために証拠を示す事とした。
室内から連れて来た相手の姿を観て肩を落とした元カノが何も言わず、回れ右して立ち去る。信じられない表情を張り付けたまま半ば凍り付いてる。
降り出した雨へと濡れたまま歩き続けてる元カノが何処に向かったのか、町内の者が誰1人として知らない。
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