デルタ・マインド03慮る桜花H

娘も、息子も不思議な事に手が掛からなくて寂しい。何も教えていない内から1人にてお着替え出来る2人。歩けるように為った頃には殆どの事柄を行えるように為ってた。

悩みを相談すると何かと忙しい隣人から男の子を預かる事と為る。

顔立ちを観て息を呑む。亡くなった主人の面影を僅かに見付けて驚く。私に似てる娘と息子へと決して現れなかった自信なさげな特徴。

成長するに連れて更に似て行くと次第に自らを抑える事が難しく為る。面倒を看る代わりに全てを捧げたくなる。

淋しさを埋め合わせるように求めてしまう。徐々に何を行ってるのか、自分自身でも、わからなく為って行く。


前を腫れ上がらせて泣き喚くために慌てて撫でずに扱いてしまう。口に含んで舐め回したく為る。


カウンター・キッチンにて洗い物を行ってる時に後ろへと立たれると嬉しく為る。リヴィングにてくつろぐ家族から観られてしまうリスクを孕む事にも係わらず。


忽滑谷恋(ぬかりや・れん)

桜髪が胸元まで届くロング。纏う花柄ブラウスにて隠せない豊かな膨らみ。

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