デュアル・サイト03滑河佳鈴
「起きてっ!先生っ、朝だよ!」
顔へと押し付けられた柔らかさを感じ取って懐かしさが呼び起こされる。息苦しさを覚える前に瞼を押し上げる。
半ば押し退けるようにして布団から起き上がる。シャツを介して沈み込む手のひらへと伝わる感触にてインナーを着けていない事がわかる。挨拶すると笑顔にて返される。
教室にて会うまで大家さんの娘が教え子である事へと気が付かない間抜けな1幕を赴任初日に経験した次第。
Hカップを有する大家さんの娘へと相応しいヴォリュームを誇る佳鈴にて食卓まで腕を引かれる。成長期にこの発育が末恐ろしい。狙ってるようなスキン・シップの過剰さにて己を律する事が難しいと思われる。
少しでも寝坊するとボディ・プレスをお見舞いされる朝が日常と化す。大家さんから起こされない事を残念と感じるのか、増しと思うのか、微妙。お蔭様で悪夢を観なくなった。
食卓にてお皿を並べてる大家さんへと挨拶して佳鈴と並んで座る。寝坊した方が登校時間を佳鈴へと合わせられる不条理。指導教諭から叱られないように注意が必要と為る。
左腕を取られて仲良く登校を行うと校門にて立ってる教育係の女性教諭から叱られてしまうために可能な限りに於いて避けたいところ。
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