姫矢御前08山吹胡桃

桃楜先生の胸にて顔を埋めた状態。頭を押さえられてるために抜け出せない。反射的に上向いたところで逆効果と為り、慌てて下を向いて呼吸を得る。穂斑とは身長が異なる事が理由。ガマン出来なそうな桃楜先生によってホールドされてる。何が起きてるのかわからない。状態ではなくて桃楜先生の身へと生じた変化。


親衛隊隊長を務めてたらしい訓練教官の呼び掛けに応じた者達が集まって来てる。大半が教え子では戦力的に乏しい。仲間達にも声を掛けたのに部隊を率いる立場として個人的に動けないと断られた。師匠が飲み友達と云う事で魔術士と共に参加させられる。法術士が少ないために目立つ。訓練生が中心の補給部隊と共に後続へと組み込まれる。日差しへと透ける亜麻色の髪にて載せられてる平べったい白い帽子。巻かれてるピンクのリボンがアクセントと為ってる。華奢で細い身体をローブにて覆ってる回復担当らしい出で立ち。真っ直ぐ見詰めて来る淡い桜色の瞳が幼さを強めてる。見蕩れてしまってたのか、話し掛けられる。しかし、敵襲を告げる怒鳴り声によって断ち切られる。

「付いて来られる者だけ続けっ!」

走り出す教官を追える人物が少ない。師匠の後ろ姿を追うだけでやっと。遅れた魔術士を気遣えなくて残して行く。自らの身を守る事しか出来ない調教師が部下達の惨状へと怒りを隠せない。セクシーなボンデージ姿が台無し。全身を包帯にて巻いてる曲芸士がナイフを操ってる。顔も隠してるのに笑ってるように思える。ボディライン的に女性と思われるだけで外はわからない。突きへと辛うじて間に合い、動きを封じた。部下へとローブにて縛らせるまで切っ先を向けたままの教官。項垂れる調教師が教官の指揮下へと入る事を申し出たのだけれども、先ずは手当てが先と言われた。


「こうしてるあの頃を思い出すわね」

「そうだね…」

静葵さんと陽葵さんの2人によって挟み付けられており、食み出してる先端部分へと舌先にて突かれてる。誰かへ対して同じように行ったらしい。引き取られて住むように為った頃、既に2人の夫の姿がなかった。興味もないために訊かなくても、考えてみればおかしい。代わりとすれば微妙…。

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