デュアル・サイト05毒島担当主任
日誌と云う報告書を書き上げた毒島先生が溜め息を漏らす。ペンを手放し、帳面を閉じた。新任教諭の教育係を務めるだけ有り、面倒見の良い性格と思われる。眼鏡越しの鋭い目付きへと反した印象を受ける。
校内にて巻き起こる幽霊騒ぎ。学校側が何者かが敷地内へと入り込んでる事を疑う。宿直を行う頭数を増やして警戒へと当たる。
暗い廊下を進む中、身体を震わせる毒島先生。何かへと怯えてる様子を気に掛ける。お化けが怖いのかと声を掛けても、否定される。しかし、状況的に外の要因へと思い当たらない。
悲鳴を上げて抱き着かれると柔らかさを感じる。上着を押し退ける勢いにてブラウスを押し上げてる豊かさ。足を前へと動かす事が意識から抜け落ちる状態にて覚束無くなった。
窓から射し込む街路灯の頼り無い明るさにて密着度が次第に高まる。
一通り巡り、職員室まで戻る。鍵を掛けると場所を変える。
宿直室へと上がる時に倒れ込んだ拍子にて半ば押し倒す形と為った。掴まれてた腕が放れたのが毒島先生が仰向けへと為った後。覆い被さってる姿勢にて見下ろす。
潤んでる瞳。微かに開いたルージュの載ったリップ。
惹き寄せられる衝動を抑え込もうと肘を伸ばして辛うじて耐える。
頬を両手にて挟まれて顔の距離が縮まる。重なっただけでは留まらず、入って来た舌先にて口の中を舐め回され、戸惑ったように縮こまる舌が絡め取られると理性が消し飛んだ。
応援がモチヴェイションへと繋がります。