デュアル・サイト04濡髪樹羅

校内を見渡せる路地へと場違いなリムジンが停車してる。

「ここからでも、じんじん、感じるわ……」

スモークにて窺えない車内。身に着けてる意味がわからないシースルーを纏う幼き顔立ちの少女。起伏の乏しい華奢な身体が可憐さを印象付ける。見た目へと反した悩ましい声を漏らす。

跪いてるメイドが雇い主の下腹部へと顔を埋めてる。閉ざされてる水色のカーテンにて運転手の視界が遮られてる中、もたらされる刺激にて全身を震わせる少女が愛しき存在の姿を思い浮かべながら精神を高みへと昇られる。咥えてる右の人差し指へと歯を立てる。


主からの指示へと頷いたメイドが降りる。ドアが開けられたのに広げたおみ足を投げ出したまま蕩けた視線にて見送るお嬢様。壁へと向かって歩いてるメイドの後ろ姿が掻き消えると共に走り去るリムジン。

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