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こじらせてしまった

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挨拶と自己紹介

9月の1ヶ月間だけ、毎日1分程度の短めのエッセイを書いてみようと思う。思い立ったのは8月31日、昨日だ。 本日は、エッセイを書いてみようと思った理由について書く。 私は、こことは別の場所でこっそり毎日日記を書き、少数の友人にだけそれを公開するという趣味を持っている。始めたのは去年の2月だった。今日まで書くのを忘れてしまったのは1日だけ。見てくれている友人はこれを褒めてくれる。 正直、胸を張って自慢できる趣味ではない。きっとここまで読んでいる人は、自分に対して陰気臭さを感

    • 応援してくれる人の数だけを数える

      1か月毎日noteでエッセイを書くという挑戦もようやく終わりを迎えることとなる。 思ったよりも大変で、思ったよりも自分が一生懸命取り組んでいたことに自分でも驚いている。 特に最後の4日間は、自分の過去を振り返る記事を書いて、自分語りがあまりにも過剰になってしまったことに、少し恥ずかしさも感じる。 今回はその4日間で、投稿した後に書き忘れたことに気づいたことや、時間をかけすぎてもう書く気力が無くなり泣く泣くボツにしてしまった思い出たちを少し書いていこうと思う。そして最後に

      • ID #4 大学のドライでウェットな記憶

        大学に入学し、私は初めて一人暮らしを始めた。 高校生の時から一人暮らしは憧れだったため、大学選びの時に実家から通える距離の大学をすぐに排除していた。最初の方は、一人暮らししたら楽しそうという観点から大学選びをしていたくらいだ。 結局、行ったことすらない県の大学に入学することになり、不安も大きかったが、逆に行ったことのない場所でどんなことが待っているのかというワクワク感も湧き上がっていた。 両親とともに引っ越しを終わらせ、両親が帰って1人になった瞬間のワクワク感は計り知れ

        • ID #3 高校の儚くも永久的な記憶

          高校時代を振り返ると、戻りたいと思ってしまうことばかりだ。 高校生の時にしかできない楽しかった思い出を、もう一度味わいたいという懐古ももちろん、あの時に今の自分ならもう少しうまくやれるという後悔もあり、総じて戻れるなら戻りたいという感想が思わず出てくる。 まあ当然タイムマシーンがこの世になければ戻ることができないし、もしあったとしても、過去に戻ることは可能だが何かしら今の自分が損を被るという条件付きならば、戻らなくてもいいやと思えるほどであるため、結局大した後悔でもない。

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        挨拶と自己紹介

          ID #2 中学の意義深い記憶

          中学校でも私は、成績優秀者というレッテルを貼られながら生活していた。 自分から望みもしなかったが、中学校時代の私は、当然特に悪目立ちした経験があったわけでもなければ、かといってみんなから支持されるタイプの生徒でもない、常に静かな優等生を演じていた。 あの時の自分は、無理をしているつもりはなく、逆に何も目立たたないままずっと、空気のような存在でいいとさえ思っていたはずだ。 だからこそ私を客観的にみると、周りからは、真面目で勤勉で大人しいヤツ、というイメージを持たれていたの

          ID #2 中学の意義深い記憶

          ID #1 幼少期のあったようでなかったような記憶

          正直記憶力には自信がなく、こと細かく思い出せる過去の記憶は普通の人より少ない気がする。 昔に遡れば遡るほど、記憶は薄れていく。 さらに言うと、本当はなかった記憶もあったかのように勝手に捏造している可能性だってある。 22年間生きていると、そんなことの繰り返しである。今流れている時間より前の時間はすべて過去になり、頭の中で覚えておきたいと思った出来事も、時間が経つたび頭の中で鮮度が落ちていく。 せめて今の自分にとって手放してはいけない記憶、今の自分を作ってくれた、いわば身

          ID #1 幼少期のあったようでなかったような記憶

          匂い

          煙草を吸わないのに、煙草の匂いは好きだ。 一番は身体のすべてで健康でいたいから、二番にお金がかかりそうだから、という理由で煙草を吸っていないのだが、吸い始めればきっとはまってしまうのだろうと思ってしまうほど、煙草の匂いが好きだ。 たまに煙草を吸う友人に付き添って喫煙所に行くと、煙の匂いが充満していたり、漂っていたりして、それをいい匂いだと思ってしまう。心の中の自分は、きっと気持ちよさそうな顔をしていることだろう。 人によっては、煙草の匂いが嫌いだから煙草の存在、そしても

          産まれた瞬間に

          自分が何のために生まれてきたのか、自分の人生の意味とは何なのか、これらの答えを生きている間に出すのは中々難しいことである。 私はこの疑問についてたまに考えることがあるが、皆様はどうだろうか。 勿論、人生の意味など人の数だけあっていいとか、生きていることに意味があるとか、そういった通説も存在していいと思うが、最近この疑問に対する色々な回答の中で、私の心がときめいた回答を見つけた。 その答えは、私が大好きな芸人さんから知った。 霜降り明星のせいやさんがラジオで言っていた言葉

          産まれた瞬間に

          正論をぶつけない強さを

          普段悪いことをしているヤンキーが不意に見せたやさしさが、本当は優しい人なんだという風な解釈をされることがある。 その反対に、普段誰にでも優しくしている人が不意に怒ったり思いがけず悪いことをしてしまったりしたことが、本当は怖い人、本当は悪い人という風な解釈をされることがある。 ある人に対して、一面しか見れていないからこそこのようなことが起こるのである。 不意に見せられたやさしさに惑わされずに、普段悪いことをしているという点に注目するべきだ。 実はいい人などと評価を上げる必要

          正論をぶつけない強さを

          ずっと笑っているためには

          『人生は喜劇です、毎日笑って生きましょう』 と言われても、悲しいことは平気で毎日起こるし、嫌なこともやらなければいけない瞬間は頻繁に訪れる。そのように思った人は、人生は悲劇だと言うだろう。 イギリスの喜劇俳優、チャールズ・チャップリンはこう言った。 つまり目先の出来事だけを見ていたら、悲しいことや嫌なことが多く目につき、悲劇のように感じるが、その起こった出来事が回りまわって思わぬ出来事を引き起こし、結果的に人生が好転するきっかけとなる場合もある。故に長い目で見れば人生は

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          『何となく好き』っていい

          先日、友人と夜景を見に行った時の話だ。 その友人は夜景がかなり好きらしく、予定にはなかったが、急遽その友人の願いで夜景を見に行くことになった。私は夜景が嫌いではないが特に好きというわけではない。しかし、願いを断って友人の目の輝きを失わせるくらいならと、喜んで自車のガソリンを消費した。 その夜景を見に来たのは、3回目である。 私にとって、夜景やイルミネーションなどは、初見の衝撃がすごいからこそ感動し、思い出に残るものだと思っている。それが夜景を見に行くことが好きな理由である

          『何となく好き』っていい

          眠たい中で曲紹介

          過去の記事に『いろいろな曲』という記事があり、今マイブーム中の曲だったり、ライブで聴いて評価が変わった曲だったりを載せた。 他にも自分の人生の大切なシーンで聴いてきた曲も載せたが、このジャンルは載せたい曲が多すぎて、前回何曲も却下してしまったのを忘れられなかったため、今回はその惜しくも選出外となってしまった曲たちを軽く紹介して、この気持ちを供養したい。 ①UVERworld『Fight For Liberty』 この曲は、私がこの世で一番カッコイイと思っている曲である。

          眠たい中で曲紹介

          全て愛してみる

          今までのエッセイがすべて嘘だとしても、文章だと分からないというのが文章のいいところでもあり、悪いところでもあると思う。 人と話すときに嘘をつくと、仕草に現れるというらしい。目の動きや顔の向き、足の動きや呼吸の乱れなど、実際にその人を対面しないと分からないことばかりである。 その点、文章では平気で嘘をつくことができる。そして正直私も今月の毎日エッセイでは大袈裟に書いたり理想を書いたりなど、現実が本当ならば嘘にあたる文章を書いてしまっている。 ただ、嘘をつきたいわけではない

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          どうせお酒が飲めないのなら

          ありがたいことに読んでくださっている方からの感想もいただけて、どんな文章が良かったか聞いたところ、私の美学に絡めた記事が良かったという答えをいただけた。 文章とは頭や心で考えたことをさらに考えて言語化するモノであり、文章でしか普段見ることの出来ない他人の心の内を覗ける感覚が、読み応えに繋がっているのではないか。 それに加え、私の美学の話をすると、共感したり新たな考え方に感心したりなど、余韻も味わってくださる方もいて、それも美学に絡めた記事が良かったという理由に繋がっている

          どうせお酒が飲めないのなら

          未来の尊さ

          過去の話よりも現在の話よりも、未来の話の方が心がワクワクする。 今しか考えていないから、今より先の未来のことなんて1つも考えていない、という方にぜひ、自分の未来を想像し、それを誰かと共有することの高尚さ、特別感を今回の記事では伝えたい。 私はよく長期休みになるとかなり長い間地元に帰省し、誰かと会うとなったら中高の友人と過ごすことが多い。 大学に入学し地元を離れたことで、会った時の爆発力は、私も含め友人全員増している気がする。 中高の友人に会うと、その日限りの話題も勿論

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          自由を目指すと縛られる

          人から何かをオススメされるのが苦手だと言う人は意外とたくさんいるらしい。 一般的に、オススメされることが苦手な代表例は、映画や音楽や趣味など、個人の好みが存在するものばかりだと思う。 自分の好みのモノには、その人の価値観がよく現れる。 自身の価値観が自分の好みのモノを決定しているのか、それとも自分の好きになったモノから価値観が形成されていくのかという問題からは、『鶏が先か卵が先か』と同じ哲学的な匂いがするが、果たして明確な答えはあるのだろうか。まあ今は正直、どちらでもいい

          自由を目指すと縛られる