Microsoft Designerでブラシストローク
こんにちは。「時々」ブラシストロークをプロンプトに指定してイラストを生成してもらっています。使い方次第でなかなか味わいのある絵ができます。
ブラシストロークとは
絵を自分で描く方なら誰もご存知の技法なわけですが、私はChatGPTとの会話でその存在を知りました。改めてChatGPTに聞くとこのような技法なんです。
「ブラシストローク（brushstroke）」は絵画、特に油絵やアクリル絵の具での筆の動きやタッチを指す用語です。油絵の技法の一部として、「ブラシストローク」は非常に重要な要素です。アーティストが筆を使ってキャンバスに絵の具を塗る際の動きや、筆の痕跡がどのように残るかに関するものです。
ブラシストロークと油絵
油絵は乾燥が遅いため、アーティストは時間をかけて複数のブラシストロークを重ねたり、絵の具を混ぜたりできます。そのため、ブラシストロークは油絵において非常に重要な表現手法となります。ブラシストロークの特徴は、次のような形で表れます。テクスチャーの表現：筆の動きがキャンバスにそのまま残り、絵画に立体的な質感を加えます。厚く塗ることで、絵の具の凹凸が感じられる「インパスト」と呼ばれる技法が使われることもあります。
感情や雰囲気の強調：大胆なブラシストロークは、ダイナミックでエネルギッシュな印象を与え、一方で柔らかいストロークは繊細な雰囲気を生み出します。
個々のアーティストの個性：アーティストごとの筆の使い方は独特で、作品に個性をもたらします。例えば、印象派の画家たちは、短くて速いブラシストロークを使い、光や色の変化を表現しました。
ブラシストロークと他の技法
油絵に限らず、アクリル絵の具や水彩画でも「ブラシストローク」は使われますが、特に油絵は乾燥時間が遅いため、ブラシストロークを活かして緻密な層を重ねたり、絵の具を動かしたりすることが可能です。
したがって、ブラシストロークは油絵で非常に重要な要素の一つですが、他のペインティング技法にも取り入れられます。
絵画なりイラストに筆の痕跡を残すことが重要なんですね。
白髪の女の子
髪の毛やセーターにははっきりと筆の痕跡が残っているのがわかりますが、顔は微妙ですね。
顔の部分を拡大してみます。ちゃんと筆の動きが確認できますね。
ただ、顔にブラシストロークは外国人の方が顕著にあらわれるように感じます。まさに絵画ですね。
ターコイズブルーの女性
みんな綺麗なお姉さんです。
ブルドーザー
ブラシストロークは錆びついた機械を描くにも効果があります。どうですか？この錆感！
ブラシストロークのリテラルジェネレーション
ブラシストロークに問題がないわけではありません。日本語にしろ英語にしろ、Microsoft Designer (Dalle3)がリテラルジェネレーションを発生させる場合があります。
リテラルジェネレーションとは、生成AIがプロンプトに含まれる言葉やフレーズをそのまま文字通りに解釈し、抽象的な意味やニュアンスではなく、具体的な物体やイメージとして生成してしまうことで、誰しも経験があるのではないでしょうか。
クレープを作る女の子
クレープといえば専用の丸い鉄板の上で、くるりんぱと生地を丸く伸ばしますよね。学校で使っていたコンパスで円を描くような感じで生地を作るわけですが、専用の器具があります。ところが生成された画像には、筆が描かれていて「はて、なんでだろう」と小一時間考え込みました。
あぁ、そうかブラシストロークの「ブラシ」をそのまま解釈されてしまったのかと。
とまあ若干のデメリットがあったりするブラシストロークですが、画像のニュアンスを少し変えてみたい、と言った場合に使える奴です。
ぜひ試してみてください。
ではまた。