コンサルティングの極意
ちょっと気分転換に過去の読書の振り返り。過去といってもかなり前ですが、完全に中身忘れているので、本棚でぱっと目にはいったものをチョイス。書き留めておきたい言葉だけ、メモ。
・「聞く力のベースとなるのは語彙力」
コンサル用語はとにかく英語やカタカナが多く、わかりにくいと評判が悪い。語彙力をつけるためには読書。特にクライアントのマネジメント層との会話が必要な立場となると、稚拙な表現等は教養のなさを露呈する事でもあるため読書により人の経験値を取りいれることと、語彙力を磨くことは必須。
・常に「最初に相談される人」であれ
・自分を売り込まない方が愛が育める
相手が成功するために必要なことは何かを考えて必要とされないときは一歩引くこと。何かを企画をしているときはわれわれが必要かもしれないけれど、実務が忙しいときは放っておいてほしいときもある。
・「プロフェッショナル・アドバイザー」(デービッド・マイスター、チャールズ・グリーン、ロバート・ガルフォード著)という本の「トラステッド・アドバイザーの発展段階」
それによると関係は4段階で発展していく。
①特定分野の専門家
②周辺分野がプラス
③価値あるリソースとして認識される
④信頼されるアドバイザーへ。ここまでくると「困ったときは彼だね」と言ってもらえるレベル。そこに至ると「自分は社長を退くべきかどうか」といった究極の相談まであり。
・「突破力」自分の限界を超えるまで考えて考え抜く
・「巻き込み力」志とコミュニケーション力で人を動かす
最近ではコンサルティング業界もだいぶかわり、長時間労働は表向きまったくみえなくなりました。ただ、クライアント企業にもコンサル出身者がちらほらみかけるようになり、よりアウトプットに対する目は厳しくなっていると思います。むしろ残業時間も厳しくみられている昨今、短時間で前より質のいい成果を出す必要があるという状況は、昔より厳しくなっているとも思います。
ただし、根っこはやはり、相談相手としての信頼を得るための姿を維持するために、常に勉強は続ける必要があるし、とにかく数字を求められる昨今の自分の状況についても、クライアントの事を本当に思って対応とるという原点を思い出させてくれる本ではありました。
時代は違えど、本質は変わらずということで。
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