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#15 the monogatary | 絆物語

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森泉:「いや~、早いっすね!」今日も陽気に彼は笑う。 クリス:「もちろん!そのための朝活だし!」僕は元気に回答する。 新しい環境。新しいサークル。新しい生活。 この世は魅力に満ち溢れている。楽しい。 そんな感情は久々である。 苦難ばかりの人生。 世の中、谷あり山ありという。 人によって、ストレスは様々。 それでも。レベルが違う。 私はそのように感じる。 私にとってはそれが普通で。 私にとってはそれが日常で。 私にとってはそれが全てだった。 しかしながら。今は違う。 環境の変化と共に、私の捉え方も変わる。 しかしながら。受けた傷は癒えない。 その傷はあまりにも重々しく...。

AIESEC。私はこのサークルに出逢えたことを、心の底より感謝している。私はAIESECにとって、どのような存在なのだろう。私は貢献できるのだろうか。私は正常なのだろうか。分からない。それでも。大学生になって、数日が過ぎた。少しは慣れてきたのだろうか。少しは成長出来ているのだろうか。

華々しい学生生活を送ることは不可能だろう。きっと、私は影の道を歩むことになる。ゆえに。光を浴びることが出来るのは、きっと一瞬なのだろう。いずれ、私は孤独と向き合わなければいけない。

人生とは。人の数だけ人生がある。人の数だけ悲しみがある。

私はいつも翻弄されている。社会に。家族に。仕事に。それでも。ただひたすらに。私は諦めたくない。私は、ただひたすらに、可能性を示したいのである。惨めな人生。それでも。私は間違っていないのだと。ただ、それだけの為に。私は生きている。

私は間違っているのかもしれない。誰からも認知されず、この命は尽きるのかもしれない。それでも。私は前進したい。私は苦しみたい。その先に栄光があるのなら。