グラスのてっぺんにある水は、下まで落ちてくる前に誰かが飲んでしまう
何年か前、「アベノミクス」とは何か、テレビで説明していた。
その図解として、シャンパンタワーの上から
水(お金)をそそぎ、
社会的に上の立場にいる人(雇う側。上流)がお金を使い、
社会的に下の立場にいる人(雇われる側。下流)まで届くようにすれば、
世の中みーんな良くなりますよ、ということだった。
それを見た私は当時、
これ、上にいる人が途中でせき止めたら、どうなるんだろう?
一部の人だけがお金持ちになるんじゃないの?
と思った。
あれから月日は流れ、2023年、
この国の首相はネットで
「増税メガネ」、「増税クソメガネ」と口汚く言われていた。
物価が上がり、下がったというニュースを聞かない。
円高で外国から来た観光客はエビの天ぷらを食べて笑顔になっていたけど、わが家ではエビの天ぷらなんて全然食べてない。最後に食べたのいつだっけ。
上にいる人たちは、下にいる人たちの実情なんて知るよしもないのだろう。
もっと現実を、お金がないことでしんどい思いをしている当事者の苦痛を知ってくれりゃいいにのにね。
政治家って
有権者の話を聞いて、
世の中を良くしていくのがお仕事だと思っているんですけど、
あんまり行動してくれる人っていないというか。
不倫しただの、セクハラしただの、パワハラしただの、社会的に少数の人を排除するような発言をしただの、
政治家の人が出てくるニュースって、
子どもが見たら「こんな風にはなりたくないな」って思われそうなのばっかりなのはなぜなんだろうなぁ。
両親がお金を払えないから、自力でどうにかしようと働いて、大学での勉強がおろそかになったとか、学費を出せないから高校中退したとか、治療費が払えないから病気の治療を中断したとか。もっと、いろいろあるだろう。
お金さえあれば、っていうことは。
政治家の人たち、お金が無いせいで生きたい人生生きられない人を一人でも減らしてほしい。
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