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16歳で起業

 16歳で個人企業主をやることは、決して簡単ではなく、大きな決心が必要だし、初めて聞くと誰もが驚くと思う。先日、総合実践の授業で津田佳和さんにオンライン講演会を開いていただき、本校の生徒約80名が参加した。
 津田さんは、大阪府出身で2004年に16歳で個人企業主をビジネススタートし、現在は、エルサルバドル共和国とニカラグア共和国の2か国の親善大使である。


大きな決断

 小さいころからあまり学校に馴染めなくて、高校に行く意味や目的がないなら、社会に出た方が良いと思い、中卒で働くことを決意した。中卒をするということは、働く場所がなく必要とされない立場になるということなので、不安も周りからの批判がある中、すごく覚悟のいることだと思った。

組織を作るために

 信頼され、長く続く組織や会社を作るためには、周りを大切にできる人が一番大切だと教わった。物覚えがよく、仕事ができる人でもだんだん傲慢になってくる人が多い傾向がある。それならば、不器用でもコツコツ努力を積み重ねる人が欲しいと津田さんは言っていた。
 たしかに、仕事場では、物覚えがよく仕事ができた方が、会社の戦力になれると思う。しかし、もし私が従業員を雇う立場だったら、きっと津田さんのように、できないなりに陰で努力している人を雇いたいと思う。そうすると、周りのスタッフもついてきて、みんなが一丸となって良い会社の雰囲気を作ることができると思った。私も津田さんのようになるには、何倍も努力する必要だ。

仲間の存在

 津田さんは、雇用する人が増えることでだんだん大きな責任を感じるようになり、また、常に「理想の社長になるために」しか考えていなかったので自分がコントロールできなくなった。そんな時ある人が助けてくれたという。1人では乗り越えられないことがあったときも、寄り添ってくれる仲間がいることを忘れてはいけない。そして、そんな仲間の存在を大切にしなければいけないなと強く思った。
 どんなつらいことがあってもそれが一生続くことはないし、いつか近い未来に、あんなこともあったねと笑える時が来るので、辛いときこそ長く先を見て、今を一生懸命に頑張ることが大切だと教わった。



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