[前編]Summer Boot Camp 2020レポート
こんにちは!
インターンのももこです。
9/7からQXLV主催のSummer Boot Camp2020が開始しました!
Summer Boot Camp2020とは??
QXLVが主催する短期起業家育成プログラム!9月7日から事業立ち上げの極意をワークショップ形式で学び、28日のデモデー(最終プレゼン)に向けて本気で会社設立と資金調達を目指します!
[スケジュール]
①【インプット】@六本木wework
Day1 9/7 「オリエンテーション」
Day2 9/8 「課題抽出と深掘り」
Day3 9/9 「サービス設計とMVP」
②【アウトプット】@オンライン
9/10~ 「I設計とプロトタイプ作り」
9/17~ 「ユーザーインタビューとブラッシュアップ」
③【最終プレゼン準備】
9/23~27 「投資家から資金調達をするプレゼントは」
④デモデー@オンライン
9/28
今回は9月7/8/9日で行われたインプットのレポートを書いていきます!
Day1 9/7 「オリエンテーション」
1日目はオリエンデーションということでQXLV社員と参加者の学生の自己紹介から始まりました。
今回は合計9チーム参加し、各チームにQXLV社員が一人ずつメンターとして担当がつきます。
↑実際の様子です!
①「スタートアップ」 と「スモールビジネス」の違い
成長速度やExitするか否かなど様々な違いがありますが、何よりもこの二つは発想の出発点が異なります。
スタートアップは「何を実現したいか」と考え、スモールビジネスは「何ができるか」を最初に考えます。
スタートアップは、、イノベーティブなアイディアで市場の再定義を行うものです。
②市場選定
事業の市場を決めるには、サイズ・産業構造・なぜ今なのか、などを考えます。今回は特に市場のサイズを考える時に用いられるTAM・SAM・SOMのについて深めました。
TAM・SAM・SOMとは?
SOM(Serviceable Obtainable Market) :実際に獲得できる市場規模
SAM(Serviceable Available Market) :実際にアプローチできる市場規模
TAM(Total Addressable Market) :対象となる市場全体規模
多くのスタートアップはユニコーンを目指します。ですが、成長する大きな市場を選ばなければユニコーンにはなれません。つまり、今現在いかに大きな市場であってもTAMがシュリンクしている市場であったら参入はやめたほうがいいと判断しまます。
[学生からの質問]
Q: TAM・SAM・SOMのセンスの良い切り方はどんな切り方か?
A: なんの提供価値をするのか、によって変わってくる。例えば、NETFLIXは「家でリラックスした時間を提供したい」という切り方をしており、ライバルは「ワイン」だとCEOのヘイスティングスは言っている。この視点から考えたからこそ、今のNETFLIXがある。もし、切り方が単なる「動画オンデマンドサービス」だったら全く異なるサービスになったいたかもしれない。
そして最後にワークショップを行いました!
・あなた自身(あなたチーム)がど「市場」を選択して起業するか
・その理由(サイズ・産業構・ Why now?など)
今日学んだことを活かして、各チームが海外ユニコーンや市場規模を調べて事業を展開させたい市場を選んでしました。
Day2 9/8 「課題抽出と深掘り」
事業アイディアの見つけ方には、プロダクトファーストなものと課題ファーストなものが存在します。
プロダクトファーストとは、
「AIを使って会話中の人の表情を分析したら、〇〇ができそう!」など、解決法をベースに活用シーンを考えます。
一方、課題ファーストは、
「DVDをレンタル屋に借りに行くのは手間だ。ネットで借りれたらいいな!」など課題を発見し、その解決案を考えます。
一見、プロダクトファーストは全く問題ないように見えますが、事業アイディアは課題ファーストで考えます。
この「課題」を考えるにあたって、
・ペルソナ設計
・ユーザーストーリーマッピング
を用いて課題が発生するメカニズムを理解していきます。
ペルソナ設計とは?
氏名/性別/年齢などの「属性」、性格/価値観/こだわりなどの「パーソナリティ」、食意識/学び意識/働き方意識などの「ライフスタイル」、そして情報源/コミュニティ/SNSなどの「周囲との関係性」などを考え、サービスの対象となる人物を深掘りしていくこと。
ユーザーストーリーマッピングとは?
なんのために(目的)サービス/プロダクトを作るのかを明確にすることで、どんなもの/機能/ソリューションを作るかを決めるテクニック。ペルソナのゴールを明確にし、阻害する課題を深掘ることができるため、「課題ファースト」の事業アイディアを考えるヒントになる。
二日目のワークショップでは、自分自身のペルソナ設計とユーザーストーリーマッピングを考えました!
↑実際に参加者の学生が出したユーザーストーリーマッピングです。
そして宿題として、1日目に選んだ市場における課題を抽出し、サービスのターゲットのペルソナ設計とユーザーストーリーマッピングを各チームが行いました。
Day3 9/9 「サービス設計とMVP」
①PMFについて
PMF(Prouct Market Fit)とは、ユーザーニーズ(課題解決)を満たすプロダクトが提供されている状態のこと。
これを達成するには、
・特定のセグメントに対して =小さく
・本質的な課題を解決する =深く
・シンプルである =完結である
ことを満たす必要があります。
[学生からの質問]
Q: よくPMFを目指す時にUIは「最小限でいい」と言われるがどのラインが最小限なのかわからない。
A: 知り合いに使ってもらえるかどうか、というのは一つの基準になる。認証などはスキップし、本機能のみを知り合いに見せて使ってもらえるかどうかを判断すれ良い。
②MVPについて
MVP(Minimum Viable Product)とは、顧客価値を最小限のリソースで検証するプロダクトのこと。
これを達成するには、
・ソリューションの連なりを意識する(ユーザーストーリー)
・アナログでやれる方法を検討する
・最短で実現可能なテクノロジーを選定する
ことを念頭に考える必要があります。
③KPIについて
KPI(Key Performance Indicator)とは、目標の達成度合いを計測するための定量的な指標のことです。
KPIには2種類あり、浸透度合いを測るSales KPIと習慣化度合いを測るProduct KPIがあります。
順番としては、Product KPI→Sales KPIと移行します。使い続けれもらえるサービスを検証してから流入を増やし次のフェーズへ移行させるためです。
三日目のワークショップでは、前回の課題だったユーザーストーリーから予想される課題に対するソリューションを考えました。その後に、ソリューションを実行するための適切な機能/ユースケースを設定し、KPIまで考えました。
ここまでが、インプットの内容です。
これから、参加者の学生は実際にUI設計やプロトタイプの作成を行なっていきます!
どんなプロダクトができるのか全く予想がつかず私も非常に楽しみです!
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