海街珈琲祭in2019
冬の少し手前、11月9日。
インスタグラムの広告でふと目に留まったのはこちらのイベント。
珈琲好きのわたしにとってアンテナが立たないはずがないイベント。
記載にあるように、11の珈琲店が文字通り「軒を連ねる」という。
「行かないわけにはいかない」
だれかを誘うわけでもなく、決めたからにはただひとりで電車に揺られ左右。
.....いや鎌倉遠いわ。(海無し県民)
一度は「鶴岡八幡宮」に辿り着くなどの恒例のやらかしをかましたが、方向音痴にとっては一度の軽いミスは「厄落とし」のようなもの。ぺろりと舌を出して方向を変える。
結果的にあねが大好きな「くるみっこ」を購入できたのでプラマイ大きくプラスである。
.....い、いや、最寄り駅も違うじゃん。(海無し県民)
ということでようやくたどり着いた「亀岡八幡宮」。
「鶴と亀、知的な間違い方をしたね」と友人から言われふふんと鼻を鳴らしたものだが、ただの方向音痴である。
珈琲と音楽と雑貨。
カップ片手に身体を揺らす人もいれば、友人と思われるだれかと談笑する人、珈琲と向き合う人。実に自由で温かい空間だったことを約ひと月経った今でも優しく覚えている。
事前にチケットを購入することで、先ほどのカップと4枚飲み比べのチケットがついてくるスタイル。
チケットがシールになっていて、渡して1枚ずつ剥がしてもらうスタイルだったのもまた可愛かった。
以下わたしの記録。
「三角屋根 パンとコーヒー」
イルガチェフェっぽいさっぱりした珈琲。一杯目にしてグッドチョイス。とても好みだった。
「アンドサタデー /珈琲と編集と」
デザインが本当にかわいい、、
柔らかい黄色で統一されたテント周り。
今回の企画者でもあるお姉さんがとてもやさしい笑顔の方で。お話もできてよかった。
フィルターにメニューが書いてあるのもまた素敵ね。
おや?サコッシュって書いてあるなあ??
テント裏で他のスタッフの皆さんが紙のカップに「アンドサタデー」スタンプをペタペタと捺していて、整列するカップたちがとても愛らしかった。
「TokuToku-matcha & coffee」
台湾の珈琲店。
列が進むのが他より遅いなぁという印象を抱いて、ふと前を見ると女性の手元には一杯用のドリッパー。
丁寧に丁寧に、一杯ずつ。
というスタンスが窺えた。
あと一杯の写真を撮り忘れてしまったので、今回は端を折らせて頂こう。
行く前はデミタスカップだからあっという間に飲み切ってしまうんじゃないかと思っていたけれど、店舗ごとにバリエーション豊かだからこそ一杯一杯満足できて、心地よいお腹のちゃぷちゃぷ感でゴール。
もう少し早く着いていたら他のスコーンとかデザート類も食べてみたかったな。
to be continued... ってことで。
淹れる手元も、淹れ方も、手順も、かける時間も、豆も、接し方も、当たり前だけれど何もかも違って。
のの字を描く人も、中心に落として豆を躍らせるように淹れる人も。間違いなんてなくて、個性と呼べるのがいいなと思った。
色々とお勉強になる一日。
我流で淹れてしまうから、「せっかちコーヒー」とまで呼ばれたわたしの珈琲。
大抵自分のために淹れるから「今日は美味しく淹れられた」「今日は少し渋いなぁ」と眉間に皺を寄せてしみじみ感じられるけれど。
いつか誰かにわたしの“一杯”をお披露目できるように。
安定した淹れ方ができるようになりたいと改めて想った。
ひとりでふらっと行ってよかった。
人が多かったけれど、我慢ならないほどには雑然としてもいなくて。
きちんと交通整理もされていたから歩きやすかった。
来年も開催されるなら行きたいな。
機会を見つけて「アンドサタデー」さんの実店舗にも行ってみよう。
今回が秋から冬の間だったから、今度は気候のよい5月ごろにしてみようか。
GRちゃんも喜びそう。
夕焼け小焼けにちょうどいい時間だったので、ちゃぽちゃぽなお腹とGRを携えて逗子海岸へ向かう。
その話はまた改めて。
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