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張家界〜中国の会社の社員旅行とは〜①(上)

8/11〜8/14、3泊4日の20人ほどの社員旅行で、湖南省の張家界に行ってきました。日本語読みだと「ちょうかかい」らしい。旅行中ずっと「ちょうやかい」だと思ってた。


はじめに


中国がなのか弊市がなのか、社員旅行ってあんまり無いらしい。うちの会社は、コロナ前はタイに行ったり海外だったらしいんだけど、コロナ禍で海外簡単に行けないので国内に。
この旅行の数日前、市内で2年ぶりくらいにコロナ感染者が発生するというレアイベントが起こったのですが、幸い中止にならなかったようで。中国の他都市でも、感染者が市に1人でも出るとその一帯をロックダウンしたりするので、みんな非常にピリピリドキドキです。
そして私の場合外国人で、中国で外国人が過ごすのってかなり不便があります。英語が日本以上にみんなできない、外国人が泊まれないホテルが多い、中国人は使えるアプリが外国人は使えないなど。中国に中国人しかいないと思っているだろ、と言いたくなるレベルで、私が経験した海外旅行の中で、一番旅行しづらい国です。
なので、団体旅行って私にとってはすごく助かる。着いていけばいいし、周りが助けてくれるので…。


張家界へ


朝5:55に、会社に集合して同僚の車に乗り合わせて出発。
中国は、PCR検査24時間以内陰性証明が無いと飛行機に乗れません。前日に各々検査場に行って喉ほじられています。

最寄りの空港は隣の掲陽市にある

同僚らはみんなガラガラとスーツケースだった。私はバックパッカースタイルでザック。みんな、機内持ち込み可能な小さいスーツケースでも預けるのね。荷物運ぶの嫌なのかな。
私の搭乗チェックイン時にわかったけど、旅行の手続きした社員、私の身分証パスポートなのに、私の氏名を漢字で登録したらしい。しかも中国語読みで。それ飛行機乗れないやつだぞ。絶対やめろ。
幸い、同僚が受付に説明してくれてチケットは発券された。なんで出発前から最大のピンチになってんの??
空港内では、一部の同僚女子らは撮影大会。中国女子は盛り盛りの自撮りすごいんす。

飛ぶよっ

着いたよっ

大体2時間で張家界。山々! 穴空いてるとこある!!

汕頭男子同僚

一服してるとこ、キセルじゃん!「カッコイイ! ナンデ?」と、半ばむりやり写真取らせてもらった。この同僚、古風な小物好きで、私の趣味に合う。でっかい数珠つけてるけど、汕頭は廟が多くて信仰が厚い文化なようで、男女問わず数珠をつける人が多い。そこまで重い意味ではなく、アクセサリーとしてつけやすい環境なんだと思う。

うちらの空港より広くてきれい

空港を出たところで、添乗員のお兄さんが迎えてくれ、バスで移動。添乗員さん、最初に歌を歌い始めた。多分地元の何か伝統的なものなんだと思うけどビックリする。その後、スケジュールを説明してると思ったら、30分経っても話終わらない。すげー、ずっと話してる…。私は内容わからんけど、同僚らはたまに何か答えてる。日本人だと結構客側はダンマリだけど、こういうとこはいいと思う。

通り道

既に汕頭と違っていて、山に竹らしき植物が多い。汕頭は野生の竹はなかなか見ない気が。家の建物も、汕頭の装飾とは違う。張家界は、屋根の角がチョリーンと反ってるのが多い印象。

ホテルにチェックイン。省が変わると健康証明アプリも変わるので、湖南省用のを登録。ホントこのシステム、国で統一すべき…。日本だと、県ごとにETCカード変わる、みたいなかんじ?

部屋の窓開けたらパンツおちてた

私と同じ部屋は、多分15歳くらい年下の同僚。日本語要員として当てがわれたんだな…。かわいそう。私自身は1人部屋の方が気楽でいいんだけど…。
そして昼ごはんの店へ

中国人、こぼしてもそのまま

「湖南の料理は湖南菜って言うの?」と訊くと、「これに、木に、目で、『シャンツァイ』と言います」と、指でサッサとさんずいを書く。おお、『湘菜』ですね。
私「じゃあ、湖南の言葉は湘語?」
同僚「湖南語です」

なんでだよ

そしてその湖南料理、みんな最初訝しげに食べて、「辛い…。」「しょっぱい…。」と聞こえてくる。
汕頭は潮汕料理。特徴は、辛くなくて薄味。(日本人の味の好みに近い) 特にスープは、日本人からしても味うっすい。
そして汕頭人もとい中国人に多く見られる特徴として、食にすごく保守的。地元の料理以外はあまり積極的に食べない傾向がある。
辛いのダメだと事前に調整をお願いしてはいたようなんだけど、美味しくない…と、みんな段々元気が無くなっていってしまって、あまり減らず。上の写真見てもなんだけど、ご飯の色が古い色で豆腐もちょっと古い味がして。
私は中国いる時点で全てが海外メシなので、イマイチでも「そういうもんなんだな」の気持ちで食べるけど、彼らはダメだと思ったら食べない。
日本語の非堪能さもあると思うけど、食後に感想訊いたら「不味かったです」とハッキリ言った。(言うても、私からすれば汕頭にも不味いものはあるけど…。)

ご飯の後は観光

大峡谷玻璃橋

中国各地に無数にある、ガラスの橋。絶景を味わうのか、スリルを味わうのか。

肩は隠さないんだ…。

時代なのか中国だからなのか、男の人でも日傘やアームカバーを使っている人が多かった。

私は怖くてガラスのところは歩かない

この、ガラスの上に座ってポーズ取って撮影してる人が多かった。なんか、片手斜めに上げてピースするのが流行ってるの??

バンジー台上

橋下にバンジー台も付いていて。ちょうど飛ぶ直前の人がいて、カメラを構える人々。異様な光景…。

橋の上からの景色
渡り終えたら中国のパー子さんがいた
またガラス
さっきの橋が見える

こんなとこ渡ってたのか こっえ

山を下る階段の傾斜がすごい。手すりに捕まって降りないと危ないなとは思ったけど、急斜面で同僚が、あああ〜と涙目へっぴり腰で。後ろに行列が少しできていた。さっきガラスの橋の上で普通に写真撮ってたよね??? わからん…。

ずっと階段見てると目が変になる

ちなみに、疲れたり怖かったりで降りられない人のために、ロング滑り台(有料)もあります。これはこれで楽しそう。

やっとこ階段を降り終え、広場に売店があったのでアイスタイム

サッパリ系がいいよね
自然きれい 爪きたない

運動した後で、大自然の中で食べるアイスは格別ですね

私は全体のスケジュールをよくわかってないままで、階段下って終わりなのかと思ってたら、ここからがある意味本番だった。

〜長くなったので ①(下) へつづく〜

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