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中国で芋煮を作る


時すでに芋煮の季節です。

本当は今日は山形市で毎年行われる芋煮会の日なんですが、コロナの影響で中止になってしまいました。でもおそらく今この時間も、多数の山形県民が密を避けつつ河原で鍋炙ってると思います。そういうもんなんだよ。

会とはいかずとも、中国でも芋煮作れるのかとトライしてみました。

【材料を揃える】

まず材料。

・こんにゃく
・里芋
・ねぎ
・きのこ
豚肉
味噌

にんじんとか豆腐とかゴボウとか、人によって違うけどこれを最低限押さえておけばいいと思います。

《こんにゃく》
こんにゃくは弊市のスーパーでは売られていません。中国版アマゾンことタオバオに頼ります。

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あっ、なんかちげーな? 日本語でいけるものといけないものがあるので、こういう時は大人しく翻訳アプリで中国語を調べてから入れ直します。

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ちょっと近づいてきたぞ 糸こんでなく四角いのがいんだよね 「魔芋粉4斤」は、「こんにゃくの粉2kg」の意味です。タオバオは危険がいっぱいです。

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日本のものが欲しい時は、「日式」の単語を足すといいかんじになることがあります。ゴールだやったね 注文して数日、届くのを待ちます。

《里芋》
これは市場に行って探してみましょう。

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あっ、ピノだ!! 市場近くの小さな店で偶然見つけました。こういうのは次また出逢える保証はどこにもないので即買いです。
……19元(約320円)もした。泣いちゃう。でも美味しい

市場には個人の小さな八百屋さんがいくつも並んでいます。パッと見たけど見当たらなかったので、ググった画像を見せて訊いてみます。

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私「コレアル?」
店員「あるよ!」

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ちげえええええええええええ

私「チゲエエエエエエエエエエエ!! チイサイノ!! コレ!!👌(サイズを表す)」
店「えー美味しいよ?😯」

他のとこならあるかなと別の八百屋へ。

私「コレアル?」
店員「あるよ!」

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私「チゲエエエエエエエエエエエ!!」
店「えーこの写真のだろ?😯」
写真で見ると似てるけど! これ栗だろ!

結局市場のどの店にも里芋は無く、最初の店のを買いました。サトイモではなくタロイモです。これでも小さい方で半分サイズ。

《ネギ》
買えたけど、全部の八百屋にあるわけじゃなかった。あんま食べないのかな?

《豚肉》
中国は冷蔵されず板の上に肉が並べられています。臓物や豚のあんよも。いつも行く店で写真撮ってなかったので、参考写真置いておきますね。

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こんにゃくも届いたのでやるよ


【つくる】

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きのこはしめじが正しいのかな?? なんでもいいと思う

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面取りとかめんどいんで…。

水張った鍋に芋入れてあっためて下茹で。適度にやらかくなったらお湯捨てて水入れ直してまた沸騰。材料茹でます。

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気持ち料理酒入れてみようか

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日本から持ってきてた顆粒の本だし、味噌を入れます。ふと気づくけど、味噌汁と何ら作り方が変わらない。合ってんのかな。レシピ調べても人によって違い過ぎて、あんまり参考にならなかった

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ぽくなった

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タロ芋煮。まあいんじゃないかな。里芋はヌルヌルだけど、タロはモソッと繊維が崩れるようなかんじ。

まだ私の場合、味噌とか日本から持ってきてるものがあるので簡単だけど、タオバオにも無くはないはず。


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折角なので、2018年に山形市の芋煮会行った時の写真も載せときます。

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大鍋でショベルカー。ショベルカーは毎年このために、植物油をさしたおろしたての新品が使われます。大鍋からショベルで掬い、漏斗を通して小鍋に移す。こういう世界があるんだよ。

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もうショベルカーのインパクトが全部持ってくよね。

〜完〜

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