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今日も開催「クソデカ感情日米対決」 in my 脳内

最近の私はふたつのコンテンツを反復横跳びしている。
『光る君へ』と『勇気爆発バーンブレイバーン』だ。

大河ドラマはまあ良いとして、ブレイバーンなんてもう放送終わってるじゃないか、と思うかもしれないが、放送終わったらコンテンツが終わるわけではない。
人気のアニメは終わってからが本番だ。
この後コラボカフェも始まるし、アフターストーリーが収録されるBlu-rayの発売もあるし、単独イベントも待っている。

そんなことはさておき、このふたつに共通する点がある。
メインにクソデカ感情を持っているヤツがいるということだ。

『光る君へ』では主人公・まひろに対する藤原道長。
『勇気爆発バーンブレイバーン』では主人公・イサミに対するルイス・スミス。
この2人が私の中で”クソデカ感情日米対決”を繰り広げている。

道長はまひろと一時期付き合っていたものの、身分の差を超えられず結婚を断念。2人の妻を持ってもまだまひろへの思いを捨てきれず、筆跡を見たらまひろのものだと気付き、月を見ればまひろを思うという拗れっぷり。

スミスはイサミと一緒に地球を救うという約束を果たすために人間から9mの巨大ロボになり、イサミとじゃないと世界を救いたくないなどと正義の巨大ロボらしからぬことを言ってしまうイサミファーストっぷりを見せている。


どちらの作品も公式は2人の関係性を「ソウルメイト」と表現している。
ここで一旦「ソウルメイト」の意味を確認しておくとしよう。

恋人や親友、あるいは家族など、人生を通じて強く結びついていると感じる人を指すことが多い。例えば、感情や思考、価値観が深く一致し、互いに理解し合える人を「soulmate」と呼ぶ。

https://www.weblio.jp/content/Soulmate

どちらも2人のクソデカ感情ありきで物語が進む。
道長はいずれまひろ(紫式部)を娘の教育係的なポジションに迎え、世界的名著・『源氏物語』を書かせることとなる。
スミスはイサミと共に敵を倒し、地球の平和へと導いた。
そしてアフターストーリー後編で、イサミが必要としているならと、スミスは再びブレイバーンになる。
つまり、2人の相手への執着が物語の中の世界を変えていくことになるのだ。

これはどちらもフィクションの話なのでキャッキャできる。
現実ではちょっと重たすぎて笑えない。
現実におけるクソデカ感情、あるいは執着を「ソウルメイト」なんて言葉に一括りにするのはあまりにも危険だ。

さて、クソデカ感情を向けられた方はどう思っているのだろうか。

まひろは道長のことを引きずりながらも「過去の男」という認識。
一生忘れられない男であると自覚しているし、もう2度とあの頃みたいな情熱は得られないと思っているでしょう。
「過去の男」だから、他の男と結婚して子供を作っても良いと思っている。
いずれ深い関わりを持つことになるなんて、今放送されている段階では知りもしないので、今後の心の持ちようは未知数。

イサミはスミスの存在が戦うモチベーションになっていたし、勇気の源であった。
スミスが死んだ時、スミスに代わってヒーローになると誓い、ブレイバーンの正体がスミスだと知ると、新たな力を得ることとなった。
つまりはイサミも大概クソデカ感情をスミスに向けている。

フィクションの好みは人それぞれだが、私はどうにもこういった主人公への純粋で真っ直ぐなクソデカ感情を持っている者がいる作品に弱い。
クソデカ感情、フォーエヴァー。
その思いが世界に平和をもたらしていくだろう。


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