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棘 - Lyric

作詞作曲 a.o.i

肌に食い込む鎖の跡。
繋がれて生きるのは嫌だったのに、
心から欲しかった自由の苦しみを知った。

欲しかったものは何故か虚ろ。
いびつに歪む言葉。
いつしか望んでいた。
息も出来ないほど溢れた、惜別を。
棘の刺さった指先、一輪咲いた。

ぼやけて歪む、環になって廻る、
毒みたいに蝕む言葉。
流れる嘘で溢れさせて、
明けるまで誤魔化す夜。
もう零れないで。眠らせて。

自分が見えなくなって、何度も輪郭をなぞる。

欲しかったものはもういらない。
悪い夢覚ます痛み。
いつしか望んでいた。
赤く彩られた絵の私、笑っていた。
枯れた鎖。罪摂って、もう一度咲かせて。
棘の刺さった指先、赤く滲む。

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