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Mリーグ 成績あれこれ(チーム編)

≪終盤戦へ突入≫

Mリーグ2022-23シーズンも終盤戦へ突入。

執筆時点では64半荘を消化し、現在の順位は、、、

https://m-league.jp/

上と下が離れる展開。

フェニックスとドリブンズはかなり苦しい展開。
2チームとも好きなチームなのでがんばってほしい。

【ポイント推移】

少し振り返りながらここまでのポイント推移を見てみましょう。

ポイント推移はM.LEAGUE応援 まとめサイト | ポイント推移グラフ (aja0.com)からお借りしました。

選手名は敬称略。
※ここからは完全に主観です。

https://m-league.aja0.com/chart/2022/regular_team_scores.html

風林火山は序盤こそ瑠美が苦しんだものの、勝又・松ヶ瀬がチームを引っ張っている。瑠美も気づけば6勝し、亜樹は±0近辺。

パイレーツは昨年MVP瑞原が今年も躍動。勝負強い勝ち方でチームを引っ張る。小林は序盤こそ苦戦したが安定した推移。新加入の仲林と鈴木は序盤に展開に恵まれない場面もあったが、直近はらしさが出る勝ちを重ね終盤戦に向かう。

格闘倶楽部はタキヒサの調子が出ない中女性陣が躍動。
特に高宮は筆者の麻雀理解レベルでも打ち方が変わったなと思うほどのスタイルチェンジでチームの原動力に。伊達ちゃんは相変わらず堂々とした打ち方が好きです。

アベマズは今年こそ優勝へとスタートダッシュを決めたが、中盤で失速気味。トップは取れていないものの連帯率は1位。しぶとく上位に離されないようくらいついてほしい。

雷電は2年目の本田がすでに10勝。萩原と瀬戸熊は昨年に続き序盤は苦しんだが徐々に上向いてるように感じる。黒沢は安定(あんま負け越すイメージ無い)。選手入れ替えの可能性がある中まずはセミファイナル突破を確実にしていきたい。

サクラナイツは新加入渋川が序盤に苦戦も途中から渋川らしい麻雀を打つ中で結果もついてきた。内川・岡田はなかなか浮上のきっかけがつかめない。そして大黒柱の堀。警戒される中で今年は±0近辺だが終盤にかけてチームを引っ張ってほしい。

フェニックスは魚谷と近藤がキツイ。実力が認められてる2人(&推しメン2人)だけになんとか個人プラスまでもっていってほしい。茅森はあと一歩のとこでポイントが伸ばせない展開。東城は唯一のプラス。Mリーグのメンバー(格上と言っていい相手)の中で東城は本当によくやっていると感じる。

ドリブンズはとにかくトップがとれない。。。
村上と丸山はまだ0トップ。。。見ていて気の毒になる。
試合展開が誰かにトップを走られてしまう展開が多すぎる。
園田・たろうも含めやれることはやっている印象だが。。。
ただそれも麻雀。ここからの終盤戦で一気に駆け上がることを期待したい。

【おまけ:2021-22シーズン】

https://m-league.aja0.com/chart/2021/team_scores.html

去年はなんといっても雷電がきつかった。
グラフを見てわかる通り。
最後は正直見ていられないくらいだった。

どこも必死に戦う中でまずはセミファイナルの壁がある。

終盤戦は下位2チームにつらい打ち方をされることが多くなるだろう。
(昨年同様)
つまり現在の下位2チームはさらに厳しい戦いを強いられる。

加えて自分たちはリスクをとってトップを取りに行く機会が増える。
その分うまくいかなければさらに負けも増えてしまうだろう。
(昨年の雷電もキツかった)

でもそれが麻雀であり、Mリーグ。

正直言ってかなりキツイ展開が待ち受けるであろうがあきらめず最後まで頑張ってほしい。そしてサポーターも推しチームを最後まで応援しましょう。

≪分析≫

分析?まではいかないけれど、公式ページに載っている情報だけで簡単にまとめてみました。

今シーズンの傾向?というかなにかまとめたら出てくるかなと思って作成してみました。

ホントは個人の成績のほうが面白いんだけど大変なのでまずチームから。
個人成績はがんばれたら書きます。

https://m-league.jp/stats

データは↑のMリーグのHPのスタッツから。

【各スタッツ】
HPのスタッツをデータベース化(そんなかっこいいものではない)。
個人の成績しか載っていませんがチームの成績を出したかったので加重平均しています。

筆者作成

1つの項目だけ見るよりも他の指標との関連性が見えたほうが面白いかなと思ったので少し見にくいですが横長の表でご覧いただきます。

【トップ率】

トップ率の高い順。
Mリーグはウマオカありのルールなのでトップがえらい。

ので当たり前ですがトップ回数が多いほど上位にいますね。

それにしても風林火山35%近いトップ率はすごいな(64試合なのでありえますが)。トッププロ同士でも偏るときは偏ります。

【連帯率】

連帯率(1着と2着回数/試合数)はアベマズがトップ。
こちらも率が高いほうが上位にいますね。

一方でドリブンズは2着率は2位。フェニックスも2着は多い。

上と一緒になりますが、Mリーグのウマオカルールだとトップが偉い。
この2着とトップの差が大きい。

フェニックスはあと一歩の2着が多い印象。
ドリブンズの2着はどこかが圧倒的なトップを取った時が多く、そういうときばっかり和了れて勝負どこで競り負けて勝てていないイメージ。

どちらもメンタル的にキツイと思いますが応援しています!!

【ラス回避率】

ラス回避率は上位チームが上とか下位が下とかの傾向が無かった。

他の指標を見ても放銃率はアベマズが2番目に高いけどラス回避は1位。
これはおもしろいと思った。

逆にフェニックスとサクラナイツ2チームにラスが集中。
(格闘俱楽部までが4着率25%なのでそこまでが平均)

フェニックスとサクラナイツはトップは取れてないイメージあったけどこんなにラスってるイメージ無かったんですが。
ちょっと意外でした。

【平均打点】

平均打点も特に順位との関連は見当たらないですね。
(チーム順位単位だと)

他の指標みても、必ずしも平均打点高い=立直多いとか、副露率低いとかいうわけではない。

フェニックスが打点のイメージはある。手組みの時点で最速でなくても高くて勝負できる手を作って押し返す麻雀のイメージがあるから。
(フェニックス全員じゃないけど)
今年はそれがアガリにつながってないんですよねー。

【副露率】

副露率も順位とは関係なしかな。

チーム傾向もメンバーなど変わっているけど大きく変わらず。

去年はこんな感じ。↓↓

https://mj-news.net/news/mleague/20221201194767

ただ、格闘倶楽部は鳴きが増えた感じ。というか高宮の鳴きが増えた分かな。しかもこれがうまくハマっている印象。
雷電も本田の鳴きが増えた分少し率は上昇している。

【リーチ率】

これも順位には関係ないけどおもしろい。

リーチ率高いから副露率低いかと言われればそうでもない。
(雷電はそうだけど)

まぁリーチ手順の手は大体みんな鳴かずにリーチだからといえばそうかもですが。。。

どちらかといえば風林火山とアベマズが、
リーチ率、副露率がチームで見ると低いけれど、和了率は高い。
加えて順位も好調ということ。
連帯率も高く安定?している。

もっと詳しくいろんな指標をみないとわからないけれど、ちょっとおもしろいと感じた指標でした。

【アガリ率】

これは上位と下位で傾向あるかな。

やはりアガリは正義。

格闘倶楽部はもっと上位なイメージだった。

https://mj-news.net/news/mleague/20221201194767

ちなみに去年。
去年はアガれない役を1チームで引き受けた雷電。。。
そりゃキツイわ。

ここまでの項目にもつながるけど、手数が多ければアガれているわけでもなく、試合展開や毎局違う手牌価値で押し引きを決めるわけで。
麻雀ってこれが正解っていうのが無くて難しいし、やっぱり面白いなと思いました。
(まとめみたいな感想)

【放銃率】

放銃は悪い、放銃しなきゃ勝てると思われがちな麻雀もそういうわけじゃない。
もちろんMリーグルールのトップがえらい麻雀とネット麻雀のラス回避がえらい麻雀では違うけれど、リスクを取らなきゃいけない場面は出てくる。

そんなことを教えてくれる表になったかな。

まぁそもそもこのレベルの人たち放銃率低すぎて自分からしたら意味がわからんのですけどね。(笑)

【まとめ】

チーム傾向はみられましたが特にこれがMリーグにおいては重要なんだ!!という結論には至りませんでした。

まぁだからこそ麻雀は面白いと思うわけですが。

推しチームの傾向やライバルチームの傾向がなんとなくわかったよーってなってくれたらうれしいです。

≪新しい指標??≫

いろいろ調べてたら出てきたのでこちらもチームで数字出してみました。

応募の中から、「ADBI(Attack and Defense Balance Index)」が採用されたようです。

ABI(Attack Balance Index)=和了率×平均打点
DBI(Defense Balance Index)=放銃率×放銃平均打点

計算式:ADBI=ABI-DBIと定義

つまりこのADBIは、聴牌料以外での加点と失点を大まかな指標となります。

野球のOPS的な代わりになるかな?という感じ。

【ADBI】

筆者作成

これはかなりチーム順位にも似ている感じになりますね。

ネット麻雀を始めると自分の成績が可視化されていろんな数値が目に入りますが、始めたばかりだとどのぐらいが適正なの?となります。

鳴きが好き(得意)な人もいれば、とにかくリーチじゃあ!!の人もいてどのスタイルが強いという明確なものはなく自由です。

ただ、バランス感として最初は下の和銃差を10%以上にしましょう的な話が多いです。
(詳しくはWebで検索)

和了率-放銃率=和銃差

ただ、Mリーグの場合放銃率低すぎるので、ADBIのほうがいい指標だと思います(個人でみたほうがおもしろいですけど)。

こういう数字が好きな人は自分の成績で見てみても面白いかもしれませんね。

≪最後に≫

いろいろ数字を出しましたがたかが麻雀において64半荘で強い弱いはなかなか決められません。

一方で、ある一定の対戦数の中(今シーズンは96半荘)で結果を出すことが求められているMリーガーは大きなプレッシャーと戦っています。
個人なんてたかが24半荘です。上振れ、下振れは出てしまいます。

終盤戦セミファイナルへのボーダーは下の記事が面白いです。

終盤戦も推しチームや選手のうれしい場面も苦しい場面も多いと思いますが、選手に敬意を払いながらMリーグ楽しんでいきましょう!!


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