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打姫オバカミーコに学んだこと⑤

オバカミーコに学んだことをやっていくわけですが。。。
今回のテーマを書くにあたって前置きがかなり長くなっちゃいました。

今回の内容は麻雀はじめてとにかくアガリを目指しているだけの方向け。
これって意味あるアガリなのかな?とか、
これ仕掛けたら安いけどアガリに向かって鳴いていくべき?とか、
思ったことがある人には読んでいただくといいと思います。

≪麻雀の勝ちとは?≫

麻雀の勝ちとは?

多くのルールで大抵ウマとオカがあるため、1位=勝ちである。
といっていいでしょう。

自分は麻雀を勉強するまで、とにかくアガることを目標にやっていました。
これは三麻からはじめたからというのもありますが、
どーせオリててもツモられるし、マンガン、なんなら跳満くらいなんとか作れるっしょ!!
って感じのテンションでした。
とにかくアガればその分だけトップが取れるんだと。

実際それでトップ取れるときもあるし、麻雀(三麻)ってそうゆうもんって思ってました。

ただ、少し勉強し始めると全然違いました。

まず、勝ちの定義。
もちろんトップが1番いいのは間違いないが、毎回毎回実力だけでトップが取れるわけない。
福地誠さんの言葉を借りれば、
「トップになるのは運、トップを維持するのは実力」

不運なラスから着順を上げればそれは勝利ともいえるし、逆にトップから防げた放銃で2着は負けかもしれない。

まぁ人それぞれ勝ち負けの基準も違うかもしれないが。

現在自分は雀魂の段位戦をがんばってますが、ネット麻雀での勝ちはなにか?
圧倒的にラス回避である。と言えますね。
これはポイント配分からしてそう。

現在、雀傑3
ポイント配分は、
1位95、2位45、3位▲5、4位▲135
ラス1回がトップの1.4回
3位と4位が130pt違う。
僅差の4位はホントに泣きそうだし、連続ラスも泣きそうになる。(笑)

自分の中でラス回避、ラス回避と意識していても、少し上の順位を見てしまう。リスクを侵す場面でないのにアガれそうという判断から攻めて放銃し、ラス争いまで巻き込まれる。こんなことを繰り返して現在に至るわけですが。

この原因は、麻雀を自分1人でやるゲームと勘違いしていたからだと思います。
ちょっと勉強したとき、局収支での押し引きをかじりました。
かじっただけで変に勉強したつもりになったのが良くなかったんですが、半荘単位でなく局収支で得か損かの判断でオーラスまで戦っていました。

それがいろいろ学んでいくうちに麻雀は相手がいるゲームであり、ただアガればいい、ベタオリすればいいというものではないと気付きました。(めちゃ遅いし当たり前)

でも意外とやり始めの頃ってそうゆう人多いと思うなーと考え執筆。

局収支で正しい選択してるから間違ってない。
この放銃はしょうがない。
みたいなのを南場に入ってからもやってましたからね。ひどい。

≪リアル麻雀での出来事≫

思い直したのは、リアル麻雀での出来事。
勉強して腕試ししたくてフリー雀荘に行っていた時期があったんですが、
そんな話をよく行く居酒屋の大将に話をしたら、一緒に打つことになりました。
居酒屋の大将はかなりうまい。(と思う。)
何回か打ったんですがある半荘。自分が親スタートでした。
幸先よく4000オールを2回ツモりあげ、ダントツ。

よしよしと思いながら普通に手を進めていると、下家にマンガン放銃。
その後も自分の手の都合だけ考えていたところ結果的に下家に甘い打牌となり。。。
半荘終わった結果。下家1位、自分2位となりました。

大将から言われた言葉が、「自分1人で麻雀やってるな」ということでした。
ハッっとしましたね。
たしかに、4000オール2回ツモったら、49000点持ち。
あとは局を消化すればいいだけ。ツモ切りだけでも勝てるかもしれない。
この体験が自分の麻雀感を変えた気がします。

そこからは相手のことを考える麻雀も意識するようにしています。
ここで自分がアガるとどうなのか?
ここでのリーチは相手からはイヤなのか?
逆に相手に逆転のチャンスや直撃チャンスを与えてないか。

点差と順位を絡めた押し引きの大事さをようやく理解し始めた今日この頃。
前フリ長くなりましたが、同じような経験ある人やこれから麻雀覚える人に覚えておいてもらいたい点差の話を今回はまとめてみます。

≪オバカミーコ≫

オバカミーコで点差の話は3つ(たぶん)。

1つ目は、好位置
マンガ内では、競馬を引き合いに、オーラスまでに最低でもいい位置につけることをレクチャーしています。
今回はトップまでという考え方です。

トップ狙いの麻雀にて相手にプレッシャーをかけられる位置として。
基本は10,000点以内につけること。
いわゆるマンガンツモ圏内。

マンガンは8,000点
自分の得点と相手の失点を足し引きすると、
相手が親なら12,000点、子なら10,000点縮まります。

これは守備面でも攻撃面でも使えますね。
守備なら10000点以上でマンガンツモ圏外。
攻撃なら10000点以内でマンガンツモ圏内。

1つの基準としてわかりやすいのではないかと思います。

2つ目は逆転できる点差の話。
よくでるアガリ点数でどれだけ縮まる、逆転できるかは暗記しておけという話。
マンツモとかハネツモとかくっきりしてるのは覚えてなくてもすぐわかるけど、細かいのはあんまり覚えてないです。。。
しっかり覚えるようにしよ。


3つ目は、ラス前フォーメーション
上2つを考えた時に、自分がトップ時にオーラスまでに逆転条件を難しいものにするためには自分がどんなアガリをしたらいいのかということ。
トップを守るためにリスクを取らないんじゃなくて厳しい条件を付けれるならそれを考えて打とうということですね。

例えば、南3局トップ目
2着目とは9000点差。このままいくとオーラスに2着目にマンツモでまくられてしまいます。
もちろん、ダマでマンガンみたいな手がきて直撃できれば最高ですけど、そんなことは少ない。
であれば、自分に早い手が来ているのであれば、マンツモ圏外になるアガリには大きな価値があります。
もちろんそのために全力プッシュとかそういう話じゃなくて考え方として。

まぁ今見返してみると当然の話ですね。

麻雀始めたばっかはこーゆーのよくわかんないんですよね。
意味のないアガリってどーゆーことだ?
ここでこの点数アガるとどういう価値があるんだろう?
っていうのを意識するとさらに麻雀が楽しくなりますよ。

≪自分流の補足≫

今回はネット麻雀のラス回避を意識した自分流の整理をしてみます。

≪オーラス開始時の順位≫

まず、オーラスでの順位。
オーラスの時点でラスを回避していること。これはかなり重要。
なぜなら、麻雀のアガリ率は25%を下回るから。
この時点でラス回避になる確率は70%以上あるといっていい。
自分が3位だとしたら
①1位が和了⇒放銃しなきゃラス回避
②2位が和了⇒放銃しなきゃラス回避
③3位(自分)が和了⇒ラス回避
④4位が和了⇒逆転条件を作って和了

④の場合でも他家が大きな点数を放銃し自分がラス回避も考えられるし、他家が親被りでなんて可能性もある。

つまりオーラス開始時点の順位はそのままで終わることが多いということ。
南3局までに結構決まってることが多い。

≪順位を意識した押し引き≫

オバカミーコでは、トップを目指す中で、
①最低でもオーラスにマンツモ圏内
②オーラスに条件をつけるための南3局
について言及がありましたが、
ネット麻雀はもっと前から意識しましょう。

これは、目的がトップをとるのではなく、ラス回避のほうが偉いから。
南場に入ったら点数状況次第ではほとんどオリ(ちょっと極端ですが)でいいです。
もちろん、自分の親番や点数状況(他家との点差)で大きく変わりますが、着順が落ちるようなリスクは基本的に負わない。
これが鉄則。(できてないんですけどね。笑)

≪点差はどれだけあればいいのか≫

ちなみに下の表は、オーラスのラス目がどのくらいの確率で逆転できるかの表です。(詳細はサイトをご覧ください)
天鳳の数字らしいので赤アリの数字だと思います。
とても興味深いです。

http://epsilon69399.blog20.fc2.com

3位との点差毎に確率が出ていますが、注目は右の数字。
僅差だったら20%以上でアガられたら逆転されるじゃないか!!
っと思ったでしょう。だけどそもそも和了率が25%程度ですから。
まず、4回に1回です。

さて、マンツモ圏内はどうでしょうか?
10000点差で約8%です。

なんとなくいけそうなマンツモ圏内でも10%切ってますね。
なんとなく慌ててしまいそうになりますが、10回に1回も逆転されないんです。

逆に5000点以内(1000-2000で逆転)だと15%。
単純な和了率が25%程度だとするとアガれる手を作ればそこそこ逆転されるかもしれない。それでも15%ですから。

逆に左の数字は、ラス目がアガった時の数字。
これはアガった場合どれだけ条件満たせるかと見てもらえたらと思いますが、マンツモ圏内の10000点差は70%近い。
つまりラス目からリーチとかやばいそうな(ドラ関連)とか出てきたら、逆に相当やばいということです。
こうなったらお祈りモード。
直撃条件とかあるかもなので細心の注意を払いましょう。

≪意識する点差≫

まぁそんなこといっても南場入った段階でラスの場合もいっぱいありますよね。
攻める方も守るほうも相手にプレッシャーのかかるラインで勝負したい。

基本的に南場に入ったら最速で4局で終了です。
そう簡単にアガれる配牌はこないので基本的に順位が変わらないアガリはしないということがよく言われます。
安手でアガって局を消化し、その後ズルズルでラス。。。
もっとでかい手にしないといけなかった。
なんてことになりますからね。

かといって一撃狙っていたところを軽く流されちゃうなんてことも苦しい。
ここが麻雀の難しい&面白さの1つなんですが。

前フリ長くなりましたが、
オーラスまでに順位をあげられなくても、最低10,000点差以内、理想は5000点差を目標にしましょう。
ちょっと上と矛盾しちゃいますが、いくら可能性は低いといっても、達成できそうな条件があるのとないのとでは相手のプレッシャーも全然違います。
順位が変わるアガリが無理ならここを目指すアガリなら価値はあると思います。

逆に守るほうも、5000点差以内だと1000-2000やテンパイ・ノーテンでの逆転が現実的になってきます。自分は南3局でアガる1000点で4000点差が5000点差になるなら自分はアガル価値があると思います。
もちろんラス回避ルールの話ですよ。

≪まとめ≫

今回は、順位と点差を意識した立ち回りの話。

ネット麻雀でラス回避を目指すなら、
①オーラス時点でラスを回避していること
②南場は着順が落ちるリスクを負わないこと
③順位が上がらないアガリは避ける
④大きく離されてもオーラス5000点、最低10,000点以内
⇒逆転のプレッシャーをかける
 順位が上の場合は条件を突きつける

正直言えばこれらの押し引きが麻雀なんですが、
役を覚えて、牌効率覚えて、リーチしてアガる。
これを最初に覚えたあとアガるのが麻雀ってなってる人が多いと思います。自分もそうですが。

いろんなセオリーとかも今回の話があると理解できる部分もあるのかなと思うので、初心者の方に教えるときもリーチとか牌効率とかだけでなくこういった話もしてあげてください。ニーズはあるはず。

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