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1. ブラジル、ボサノバ音楽の誕生

この数か月、大学の講義でブラジル音楽の変遷について学んでいるので、そこで得た知識等をここにまとめていきたいなと思います.せっかく学んだのに後になると何となくしか覚えていない、分かったつもりだったけど人に説明しようとなると実は理解がかけていることに気づいた、といったことが多々があります。私の記録としてですが、覗いていってください。

カフェや本屋さんでよく流れている音楽、穏やかな雰囲気の音楽、思い浮かびますか?日本のカフェなどでよくかかっている音楽、注意して聞いてみると日本語でも英語でもないことに気が付きます。ポルトガル語を学び始めて、英語でも日本語でもない曲はポルトガル語だったんだと気が付くようになりました。ボサノバというジャンルを、スターバックスとかはよく流しています。

ボサノバは1950年代に誕生したブラジル発祥の音楽ジャンルです。


ボサノバの特徴として

・やわらかな声 / ギターの使用/ギターのリズム(batida de violão) /シンプルなポルトガル語 /音韻(Rima pobreという、同じ品詞の単語同士による韻)/素朴 /内面的、内省的な歌詞

などが挙げられるのだそうです。

誰が作ったのか

ボサノバは、リオデジャネイロの南部で誕生したとのこと。どんな人々が作ったかというと、中産階級の若者たち。リオデジャネイロ北部は貧しい地域、南部つまりビーチのある地域はお金を持つ人々が住む場所だそうで、ブラジルの裕福な家庭で育った若者たちから生まれたジャンルがボサノバだったとのことです。

歌の内容

歌われる内容は、愛、自然(ビーチや太陽)についてがメイン。重たいテーマはなく恋心や綺麗な女性について歌ったり、ビーチでのひと時をテーマにしたりと平和的、のんびりしたジャンル。作り手が裕福な家の若者ということで、貧困や政治への憤りなどをテーマにすることはなかったのかもしれません。音楽のジャンルは担い手が誰なのかというのが重要になってくるのだと学びました。

今後、ボサノバに関しての記事を投稿していくとおもいます。次回は具体的な曲を紹介します。ボサノバ以降の年代の曲などはまたの機会に。

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