N4.5

長野市街地にはカフェが多い。駅前、権堂、中央通
り。落ち着いた空間とドリンク、軽食やデザートは
心の休息になる。中でも「N4.5」は少し特別な雰囲気を放っている。このカフェの魅力を伝えたい。そう思い取材をすることにした。

かるかや山前の信号の近くに入り口からお洒落さが漂うカフェ「N4.5」はある。読み方は
      エヌヨンテンゴ。
外観も内装も全てグレーで統一されているのは、黒と白の中間で丁度良いから。店名もグレーの塗料の品番からとったそうだ。お年寄りの方でも呼びやすいように、数字が入っているのも印象的で忘れにくい。オーナーの高橋さんは県外出身で、長野に引っ越してきたときに行きたいときに行ける街に根付いたカフェをつくりたい、と思い立ちこの店をオープンさせた。
私は「N4.5」のプリンのファンである。甘さといい固さといい冗談抜きでとにかく美味しい。このプリンについて詳しく聞いてみた。プリンの原点をたどると、馴染みがあるのは昔ながらの喫茶店で出されるカスタードプリン。プリンアラモードにも使われているようなそれ。喫茶店の定番であるオーソドックスなかためプリンはデザートを売る上では欠かせなかったという。材料には衛生管理がしっかりされていて低温〜中温殺菌を施したオブセ牛乳を使用。カフェのメニューで使われている牛乳は全てオブセ牛乳だそうだ。また、カラメルソースにはエスプレッソが入っており、プリン自体も甘さ控えめにすることで甘すぎず食べやすい。「甘さ控えめ」はヘルシー思考の若者が増えている今、他のデザートメニューでも気を使っている点だ。


少し一人では入りにくい雰囲気のあるお店。でも入ってしまえば寧ろその逆、またきたいと思えるお店。あの人がいるからここに行きたい、スタッフ一人一人にファンがつくようなお客さんとの繋がり、アットホームな場所を目指しているというN4.5。この春にはコンセプトを変えた2号店が近くにオープンする予定だという。

(写真はプリンとハニーミルクラテ)

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