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無意識のまねっこ

うちでは毎日麦茶を沸かすのだが、冷め具合によって呼び名が変わる。

冷蔵庫で冷やしたものは「冷た茶(つめたちゃ)」、
氷を入れたものは「氷茶(こおりちゃ)」、
常温のものは「普通茶(ふつうちゃ)」、
冷まし途中のものは「ぬる茶(ぬるちゃ)」、
沸かしたてのものは「熱茶(あつちゃ)」。


夫ちゃんも最初は「冷えた麦茶」と正式(?)に呼んでいたけど、いつのまにか「今日あっつー!つめたちゃある?」とか「まだそれぬるちゃやねん、氷茶にしい!」とか言うようになっている。


こんな感じで家の中のものに自分たちだけの呼び名をつけるのが好きで、私がつけた愛称があちこちにある。
そしてそれを定着させる遊びがとても好き。


もともと家の中で流行らせようとして使っているわけだが、実際に夫ちゃんが自然にその呼び名を使うのを聞くと嬉しくなる。


ものの名前もそうだし、嬉しいときにするウキウキダンス(ダンスというか腕動かすだけとかの変な動き)だとか、犬へのじゃれつき方だとか、替え歌だとか、私がふざけてやったことを真似しているのを見ると嬉しくなる。


そんな夫ちゃんを見てケタケタと笑うと、「喜ぶと思ったから、狙ってやっただけや」って言うけど、たまに無意識にやってるなって思うことがある。そんなときは“ついに定着したな、ククク”と、隠れてにんまりする。



私と夫ちゃん、二人だけのふざけた流行りがあるのが楽しくて嬉しくて仕方がない。

これからもどんどん増やしたいし、いつまでもこんな遊びをしていたい。
いつまでも仲良くいたいね。