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【決算つまみ食い】㈱伊藤園のグループ会社にはタリーズコーヒーがあります

こんにちはKenです。
決算つまみ食いでは、各社の決算資料の中で自分が得た新たな発見をつらつらと書くだけのものです。業績の分析などはしませんので、あしからず。。
さて、本日は6月1日に決算発表がありました㈱伊藤園です。

決算資料見ていて驚いたんですが、グループ会社にはタリーズコーヒージャパンがあるんですね。老舗のお茶メーカーが、タリーズのようなカフェをやっていたんだっていうのが意外でした。

ただ、調べてみると、タリーズは2006年に伊藤園が買収したそうです。その経緯は少しドラマチックでもあります。

簡単に説明しますと、当時、資金繰りに困っていたタリーズが、SBIキャピタルに対して第三者割当増資を行いました(全体の株式の約1割相当)。その後、SBIキャピタルは敵対的買収をしようと密かに買い増していたそうです。どうやら、SBI証券の端末をタリーズの店舗に設置し、カフェに個人投資家を集めて営業をしようとしていたとのこと。そこで、タリーズの社長は、以前に出資の打診があった伊藤園の社長に依頼をして、筆頭株主のエーシーキャピタルから株を買い取ってもらい、敵対的買収を防いだとのことでした。知らなかった。。

他にもチチヤスというグループ会社と3社の相乗効果を発揮できるよう、商品開発を励んでいます。

伊藤園の緑茶飲料「おーい お茶」ブランドは日本でのシェアは35%と第1位。とはいえ、今は消費者にとってお茶以外にも様々な飲料の選択肢があります。

最近では、伊藤園は若者が求める『爽やかな香りとまろやかなあまみ』を実現した、「おーい お茶◯やか(まろやか)」で若者世代の取り込みを狙ったり、コロナ化以降に自宅での手頃なティーバックでの緑茶ニーズに応えるために工場を新設したりと、様々な対応をしています。

世界では健康への意識が高まっていて、グローバル市場ではお茶系飲料に健康価値を求められていることも追い風になっているそうです。

私も普段は「おーい お茶」一択なので、引き続き美味しい緑茶が飲めるように伊藤園さんを応援しています!

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