ふがいない僕は空を見た感想

久しぶりに忙しさを忘れる本を読んだ。
いつからか、本を読む時間が勿体なく、
貴重な時間に感じるような気がした。

「あれ片付けなきゃいけないのに
本なんて読んで……」ともう一人の私が
言ってくる。

いつからそんな贅沢品になったのかな、
でも、ゲームもテレビも娯楽をすると
「まだやる事あるのにそんな事してていいの？」ともう1人の私は問うてくる。

いいのに。

何でなんだろう。

いつだって自分は変な所で真面目で、
変な所でめちゃくちゃ手を抜く。
先延ばしはいつもだし、
蚊と思えば以上にこり出す。
自分でも匙加減が未だに分からない。

こんなことしてていいの？

良いんだよ、
こんな事がやりたいし、書きたいんでしょ。

きっとこの葛藤はずっと消えないから
無理くり閉じ込めて、
本を読んだり、するんでしょう。

どうしようも無い事情はあるけど、
「なんでそんなことしちゃうの……ｳｸﾞｸﾞ」
となりながら、あんずさんの事を思って、
「でも妊娠したくないんだもんな……
それなのに義母が求めてるだけだもんな。
でも義母の言い分もわかるっちゃ分かるもんな。」

なんて思いながら
悶々と読むんだろう。

時に助産師みっちゃんの
「馬鹿な恋愛してこなかった人なんて
いるんすかー？」
に「だよねー……」となって、

ロリコン田岡さんが
捕まってしまったのに
ヤキモキするんでしょう。  

この本を買った時私は小6だったのに
もう成人しちゃって、
今は「振袖のちゃんとした写真やっぱ
撮りゃ良かったかな」なんて思ってるし、

将来どうしようかな……とか
凹みながらも、まぁどうにかなるっしょ！
とケロッとしてるし。

本は溢れてるし、
どうせ10年後も大して変わらないんでしょう。

またこの本を数年後読んだら
どんなことを思うのかな。

子供がいれば、田岡さんの行動全てが許せなくなってしまうのかな。
このまま何も持つものがなければ、
こうやってエッセイばっか書いてるのかな。

今日も朝から近くに蝉が止まって煩いな。
これを夏らしくて素敵なんて思える日なんか来るのかなぁ。
とりあえず沢山寝れたらなんでもいいや。