リサとハリー(エッセイ寄りver.)
「雑踏風景」
私は子供の頃余りよろしく無い家庭環境の中で育った。
成長し自我が芽生えていくにつれ、
自身の存在は無価値なんだと思った。
私は物を作ってお金を生み出し
自分が価値のある人間だと言い聞かせた。
金銭的価値を生み出せる自分にしか価値を見いだせず、
稼いだお金で、他人に金品を与える事により安心感を生み出していた。
そんな19歳だった。
そんな時に出会ったのが、
リサだった。リサは私の事をいつもすごいと言って、
自分自身が描いた絵を無価値だと言いどこにも出さず