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2023年11月期第3四半期決算を発表しました

こんにちは、note(5243)でIRを担当している三浦です。
2023年11月期第3四半期決算を発表しましたので、概要についてお知らせいたします。



2023年11月期第3四半期決算概要

決算ハイライト

第3四半期決算は、売上成長に加え人件費の抑制をはじめとするコストマネジメント強化を進めたことにより、営業利益が▲53百万円となり、第1四半期の▲221百万円、第2四半期の▲88百万円から継続して赤字幅が縮小しました。

営業利益・営業利益率の推移(決算説明資料 p.5)

売上も堅調に成長しており、売上高は706百万円(前年同期比+20.6%)、売上総利益は651百万円(前年同期比+22.2%)となっています。

第3四半期業績サマリー(決算説明資料 p.7)

売上高の推移を事業別に見てみると、下図の通りとなります。3Qは特にnote事業が順調な拡大を見せたことにより、例年売上高は四半期ごとに波が生じていたのですが、今期は毎四半期増収を達成しています。

売上高内訳の推移(決算説明資料 p.10)


主要KPIの推移

noteの四半期GMVは主に購読者数の増加を背景に3,607百万円(前年同期比+27.7%)に拡大、note proのARRは価格改定効果により454百万円(前年同期比+33.5%)となるなど、各事業も順調に推移しています。

KPIサマリー(決算説明資料 p.6)


通期業績予想の修正について

これまで通期業績予想はレンジでの開示としておりましたが、3Qまでの進捗に鑑み、残り期間における予測の精緻化を行い、今回特定値での開示に修正させていただきました。

いずれも当初お示ししていたレンジの範囲内ではあるものの、特に売上成長に加えてコストマネジメント強化の取り組みを推進したことにより、営業利益以下の各利益指標につきましては、増加幅が30%を超える上方修正となっております。

通期業績予想の修正(決算説明資料 p.29)


株主構成の変化

また、今回より株主構成についてグラフを開示させていただきました。上場前後の比較をご覧いただくと、上場前の株式のうち約3分の1を保有していたVCの保有比率は5月末時点で2.8%まで減少しており、オーバーハング懸念は解消したものと考えております。

株主構成の変化(決算説明資料 p.25)

株主構成につきましては、今後も半期ごとに公表させていただく予定です。


今後の成長戦略

当社は下図のとおり、CREATION、DISTRIBUTION、FINANCEをバランスよく伸ばすことがnoteが提供する価値を最大化するために重要であると考えています。このフレームワークに沿って、各項目を伸ばすため具体的な施策に注力しています。

noteが取り組む課題と具体的な施策(決算説明資料 p.69)

こちらでは、主にCREATION(いい作品を生み出す)につながる取り組みを2つ取り上げてご紹介させていただきます。


まず、noteコンテストの取り組みについてです。

当社は、さまざまな出版社や企業と連携し、クリエイターから作品を募る「noteコンテスト」を随時開催しています。コンテストに応募された作品については審査の上で優秀作品を選定して表彰しており、コンテストを通じて書籍化・映像化などクリエイターの活躍機会の拡大や、デビューへのきっかけとなっています。

直近では、少年ジャンプ+や週刊少年マガジンの編集部と共同で、漫画の原作を募集するコンテストを開催しました。いずれも受賞クリエイターは編集部の担当がつき、デビューへのチャンスが得られるものとなっています。

こうした取り組みにより、noteはクリエイターにとって作品を発表する場所となっているだけでなく、メディアやIPホルダーにとってはクリエイターやコンテンツを発掘する場所となっています。

noteコンテスト(決算説明資料 p.33)


続いて、Adobe社と提携し、生成AIによる見出し画像作成機能の開発を開始しました。

見出し画像は、noteや外部SNSのタイムラインにおいてアイキャッチになる画像。記事がより多くの人の目に留まるための重要な要素の一つになります。画像生成AIを活用して見出し画像が作成できるようになると、デザインスキルがない人でも文字入力だけで画像が作成できるため、記事の内容に合わせて手軽に作成ができるようになります。

現在開発中で、年内にPC版で提供予定です。

Adobe社との提携(決算説明資料 p.34)

ちなみに、当社はサービス当初からAIを基幹技術として活用してきました。プラットフォームに集まる膨大なコンテンツを分類したり、適切な読者に届けるためのレコメンド等において活用しているほか、今期にはChatGPT関連技術を活用してクリエイターの創作をサポートする機能「AIアシスタント(β)」も導入しています。

こうしたAI関連技術への知見は社内業務でもフル活用されており、全社員を対象にChatGPT(GPT-4)が活用できるよう「Azure OpenAI Service」を導入し、その活用方法について全社会でノウハウをシェアするなど、生産性向上にも大きく貢献しています。

note社におけるAI活用の取り組み(決算説明資料 p.14)

そのほかの取り組みについては決算説明資料でご紹介しておりますので、ぜひこちらもご確認ください。


各種開示資料はこちら

本日は下記の資料を開示しておりますので、そのほか詳細につきましては下記も合わせてご確認ください。

当社IRサイト内、「IRライブラリ」に掲載しております。


今後のIRスケジュール

次回は2023年11月期の本決算となりますが、日程調整中のため決まりましたらこちらのnoteでもアナウンスさせていただきます。

また、今後以下の通り個人投資家向け説明会に登壇予定です。
会社概要・事業概要といった基本情報から今後の成長戦略までご説明させていただく予定ですので、ぜひご参加ください。

明日の湘南投資勉強会さんもまだ募集中とのことです!ぜひご参加ください。

  • 10月14日(土)湘南投資勉強会
    開催形式:会場・オンライン併用、登壇者:取締役CFO 鹿島幸裕

  • 10月24日(火)大和証券
    開催形式:オンライン開催、登壇者:取締役CFO 鹿島幸裕

  • 11月11日(土)神戸投資勉強会
    開催形式:会場開催、登壇者:取締役CFO 鹿島幸裕


IRに関するお問い合わせ先

決算に関するご質問やIRの取り組みに関するご意見・ご感想等、IRに関するお問い合わせは、下記の問い合わせフォームよりお願いいたします!


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上場企業がnoteで発信するIR情報をまとめて見ることができる「IR note マガジン」を運営しています。適時開示やIRサイトでは十分に説明しきれない各社の取り組みについて発信されていますので、ぜひこちらのマガジンも併せてご覧ください。

新規参加も随時受け付けています。参加を希望される上場企業さまは、弊社IR問い合わせ窓口よりご連絡ください!

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