お好み焼きしかない世界

神は天と地を創造した。

神が「光あれ」と言われると、そこに光があった。神はその光を見て、良しとされた。
神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。
夕となり、また朝となった。第一日である。

神はまた言われた、「キャベツを粗く刻み、青ねぎを小口切りにせよ。」
キャベツが粗く刻まれ、青ねぎは小口切りになった。…(A)
キャベツはシャキシャキ感が残り、青ねぎは香りが良く繊細な食感となった。
神は見て、良しとされた。
夕となり、また朝となった。第二日である。

神はまた言われた、「水に卵、長芋、薄力粉を入れて混ぜよ。」
水に卵、長芋、薄力粉が入り、混ざった。…(B)
神は見て、良しとされた。
夕となり、また朝となった。第三日である。

神はまた言われた、(よう喋るな)「(B)に(A)を入れて混ぜよ。」
(B)に(A)が入り、混ざった。…(C)
神は見て、もうちょい混ぜてやと言われた。
夕となり、また朝となった。第四日である。

神はまた言われた、(ずっと誰に言ってん)「フライパンにサラダ油を大さじ1を熱し(C)を直径14~15cm大に丸く広げ、紅しょうが、揚げ玉を上にふりかけ、豚肉を全体にのせ、中火で焼き、焼き目がついたら、裏返し、弱火でフタをして、火が通るまで焼け。」
フライパンでサラダ油が大さじ1熱され(C)直径14~15cm大が丸く広がり、紅しょうが、揚げ玉が上にふりかけられ、豚肉が全体にのり、中火で焼け、焼き目がつき、裏返され、弱火でフタをされ、火が通るまで焼けた。
神は見て、さっきもうちょい混ぜてたらなぁと言われた。
夕となり、また朝となった。第五日である。

神はまた言われた、「いただきます。」
1枚は召し上がり、1枚はラップして冷凍された。
神は食べて、ご飯いったなと言われた。
夕となり、また朝となった。第六日である。

こうしてお好み焼きを完食した。

神はすべての作業を終って第七日に休まれた。

これがお好み焼きしかない世界の由来である。

(参考文献)
旧約聖書

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