【あつ森】World's End Happy Birthday 【原作版 第1章③ 蛇と蛙】
光の家からの帰り道、僕はトーカのことを考えながら、ぼんやりと川沿いの遊歩道を歩いていた。
董子と出会った1年前から、時々思い出すようになった前世のトーカの記憶。
絵を描くことも、トーコのことも、好きだったのは『トーカ』で、僕って一体なんなんだろう…。
川面に映る影のように、これまで灯火として生きてきた自分が揺らいでしまうようで、少しだけ辛くなる。
こんな思いをするなら、董子や雪のように、物心つく頃から前世の記憶があったり、光みたいに全然覚えていない方がよかったのかもし